2004-11-11から1日間の記事一覧

黒澤明監督 / 醜聞 (松竹)

志村喬の駄目親父っぷりが胸に迫る。三船と山口淑子のキャラクターは美しいが存在感が薄く、脚本が素朴である。

呉智英 / ホントの話 (小学館)

「支那」や「三国人」がどういう歴史を持つことばなのか、興味を持っている方はお読みください。

関川夏央 / 砂のように眠る (新潮社)

小説と評論で交互に構成されている。世相の変化と併せて関川の青春期が語られ、その感傷も悪くない。