2005-02-25から1日間の記事一覧

ポール・オースター / リヴァイアサン (柴田元幸訳、新潮社)

主人公がやたら魅力的な女性に出会ってセックスばかりしていたり、生と死が主題となっているところが、村上春樹と似ていなくもないと感じるが、ポールの筆の方がよりハードボイルドだ。つまり、生きることへの倦怠、ままならない人生との格闘が作品全体から…