2005-07-31から1日間の記事一覧

小谷野敦 / 帰ってきたもてない男 (ちくま新書)

吹っ切れた感じというか、筆者が結婚・離婚を経て得たものが文章全体から滲み出ていて、それは相変わらず無骨なのだが、なにか清清しい感覚を与える。前作よりだいぶ「怨念」が薄れ、ユーモアが増したような気がするのだ。とにかく『もてない男』を最初読ん…

しりあがり寿 / 弥次喜多 in DEEP(4巻、廉価版、エンターブレイン)

21世紀の『火の鳥』っぽかった。明らかに手塚治虫を意識しているのが、わかりました。文学してます。

坪内祐三 / 文庫本を狙え!(晶文社)

読書の更なる手引きとしても役立ちます。活字中毒者の生態が垣間見えるは楽し。