2006-09-14から1日間の記事一覧
「時間」と「他者」という概念の幅広さを思い知ることができる。あとは、「ユダヤ」そのものを語るのではなく、どのような語られ方をされてきたかを語ったり、その周縁について語る、その振る舞いがとても興味深かった。
タイトル以外は特に読む価値の無い本。特に読む価値の無い本を読みたいときにお勧め。
わりとくだらない調子だが、人間の悲哀が伝わってくるところは良い。
読みたいものが無い人でも読んでしまいそうな具合な文章ですよ。おいしい蕎麦みたいだ。
伊丹さん、なんで死んじゃったのかなあ。という問いは誰しも抱くのだろうけど、彼のエセーを読んでいると、彼の死がなんとなくわかるようなわからないような気持ちになってくる。たぶん錯覚に違いない。