黒田硫黄「セクシーボイス アンド ロボ#2」(小学館)読了。



7色の声色を使いこなす(まあだいたいそんな感じ・苦笑)少女ニ湖が‘おじいさん’の指令のもと、ダメ男
ロボを引きずりまわして大活躍!痛快冒険マンガ!なのだろうか…(苦笑)。黒田の
マンガにはどことなくスノッブな雰囲気が漂っていて、それを好ましく思わない読者も
いるとは思うのだが、この巻の中ではとくに「鍵」(11話)のストーリーテーリングに
それを感じた。やはり1巻で感じた当初の新鮮さは薄れ、作者が徐々にストーリーを紡ぎ
始めて(考えて)るなーという印象を受けてしまう。まあそれを脇においておくとしても
全体的にはやはり完成度の高いマンガだと思う。まろんさんが以前雑誌掲載時に称賛して
いた「三日坊主の天国」(8話)の出来が優れている様に感じた。次の巻も買うだろう。