テクノエロス2000−81@新宿ロフト
Yセツ王に依存ディック
Yセツ王1stアルバム「E.M.O」発売記念ライブ
テクノエロス2000−81 at 新宿ロフト(2000.4.28)
午後5時過ぎにロフト到着。すでに客入れは始まっており、フロア正面のスクリーンでは
「サエキけんぞうのレアコアA」(Yセツ王+高田渡出演)のVTRがエンドレスで流されている。
バックに流れる「ジングルYセツ王」が印象的。
「テクノデリック」の初回ジャケをパロったようなメイクの
セツ男、助教授、ホチョノの三方、通訳として登場したたま社長(所属事務所社長)が映っており、異様だ。
近視の人にはヴィジュアル系、よくみてみるとイロモノ系(失礼)という感じだろうか。。。。
午後7時過ぎ客電が落ち、スクリーンには色んなタイトルが並び(ゲスト:松武秀樹にどよめき)、
セツ男氏がロフトに来るまでの間、デジタルカメラで撮影された新宿歌舞伎町の映像がYセツ&サイケな感じで映し出される。
一曲目はプロローグ!どうやらウィンター・ライブらしいぞ。かなり良い音で一瞬オリジナルかと思う。
セツ男氏がユキヒロ〜んてなかんじで、かわいくしかも男気あふれながら飛び跳ねている。うお、パンクだよ!
中盤で松武氏がマッキントッシュとニュー・タンス(音源)をもって登場。演奏したのは
「ビハインド・ザ・マスク」(ヴォコーダ・ボイスはコンピュータの自動演奏を使用)、
「キャラバン」(御自身の音楽のルーツはヴェンチャーズにあると発言)、
「マス」(オリジナルのライブ版とは違う味がある)。
アンコールで松武氏再度登場。「テクノポリス」「コズミック・サーフィン」を演奏。「ライディーン」もやったかな?
「そんなライディーンじゃだめだよ」みたいなことを言われてセツ男氏のレスポンスもあったし、そうそう、散開ライブみたいな感じで、メドレーでやったかも。照明もちょっとちがってたような。
さて心に残ったことをいくつか書くと・・・「テクノデリック」収録の(特に)教授作品のメロディーの美しさ(「音楽の計画」や、「ハッピー・エンド」)。
あんまり踊ってる人がいなかったこと、あと「中毒女」(Yセツ王オリジナル)で、助教授氏のプロフェット5がトラぶってたこと(たぶん)、
「ハッピー・エンド」の助教授ギターはたぶん本物よりも括弧良かったこと、松武氏の「キャラバン」(「どぅっくんどぅっくん」キャバレー・ロックバージョン)には脱帽。
セツ男氏の喋りのうまさ。助教授氏の目立ったこと。ホチョノ氏のクールなこと。
終演後。
やっぱりYMOのことを考えずにいられなかった。ウィンター・ライブの頃は、ライブにおいては実は自由だったんではないかという思いだった。
音楽面では確執が合ったかもしれないけど、先日出た「ONE
MORE YMO」のコマ音源からも感じられるのはそういう感じ。音楽は楽しんでいた。
帰り道、電車の中で「COMPACT
YMO」を見て思ったが、この日の曲順は基本的には81年12月22日の新宿コマ劇場公演に準じている。
ちなみに3日後まで、耳鳴りしてました。しかもB♭とEの音がきこえてました。
追記:会場で販売されていた「秘宝島」に「Yセツ王の歌詞はこうきこえる」、というコーナーがあって、
その歌詞の内容に憤ってた人がWEB上にいたらしいけど、
ホントなんですかね?音楽とエロス(or笑い)なんて、恋に落ちてる二人みたいなもんで、
どっちがいなくなっても困っちゃうーという感じだと思うんだけど。
ユーモアを解せずに、怒っちゃうシリアスすぎるYMOファンがいることには個人的にはちょっと残念な感じがします。
えんもく(順不同・不完全・不確か)
プロローグ
ジャム ライト・イン・ダークネス バレエ
カモフラージュ 灰色の段階 マス 新舞踏
音楽の計画 ハッピー・エンド 京城音楽 ループ〜キュー 体操(アンコール)
テクノポリス
ライディーン
コズミック・サーフィン(アンコールfeaturing
松武秀樹) エピローグ
中毒女 磁世紀 InDo(Yセツ王アレンジ)
千のナイフ(featuring サカモトたいちょ) Lover,
Come Back to Me(82/4/5 on air Music Fair Version re-arenged
featuring 響未来?)
マス(Album
Version) キャラバン(Ventures version
at 新宿厚生年金会館/1975) ライディーン(featuring
Yセツ王)
ビハインド・ザ・マスク:松武秀樹コーナー
初出:Yセツ王 テクノエロス2000-81