堀谷哲『ニューヨークで暮らすということ』(PHP新書)読了。



アメリカは決して自由と平等の国ではないこと。とくにNYCにおいての人種のすみわけ、
不法滞在者が減らない訳、倫理ではなく論理が必要な世界であること、など興味深かった。


ヒップホップがあんまり響いてこないことがこの本を読んで分かったような気がした。
コカインやヘロインを売って日に1000ドル稼ぐギャング・ボーイたちには確かにあのタフなサウンドはリアルだろう。
彼らの持つ切実さ・デタラメさが、ああいうスタイルになって表出しているんだと思う。