中島らも「アマニタ・パンセリナ」(集英社文庫)読了。



アル中で有名な中嶋らもが自らのドラッグ体験(睡眠薬
覚醒剤大麻、サボテン、キノコ、有機溶剤、LSD等)を
だらだらと書き綴ったエッセイ集。そのダメ人間ぶりに
なんともいえず勇気付けられます(苦笑)。連載だった
ようで、後半に進むに従っての、だらけぶりも好印象。
なんて我ながらどうしようもない感想だとは思いますが。


深夜、プロコフィエフの「戦争ソナタ集」(ピアノは、かの
ウラディミール・アシュケナージ/N響の次期音楽監督ですな。
録音は、'93-'94年)聴く。全般的に漂う暴力的な不協和音と
感傷的なフレーズの綴れ折り。今日の気分ではなかでも8番の
第1楽章がイイ感じ。叙情的なフレーズが多くて、小さい音で
聴くと、とても和みます。第3楽章は、わりと激しいんだけど。