NABE FOR BOUNEN

今日は、せっかくの忘年会だというのに、家を出たくない気分だった。
が、もちろん無理やり家を出て、まろん邸へ。


集まったのは、山下さん、けいさん、たんぽぽさん、HIKBさん、まろんさん、
そして小生。計6名の忘年会。人が集まるのに思いの外、時間がかかり、
結局、鍋がはじまったのは7時過ぎくらい。ぼくはやはり体調が悪かったことを
唐突な悪酔いで、じわじわと思い知らされることになる。ウィスキーを生で
飲んでいたのもよくなかったのだろう。気がついたときには、かなり意識が
ふらついており、肉を食べても、ネギを食べても、しいたけを食べても味が
しない。ただ食感だけはあるという感じ。こりゃずいぶん酔ってしまったな
と思った。最近酒を全く飲まないこともあるけど、意外なまでの酔いの早さに
自分でもびっくりする。嘔吐感に襲われる前に、体がトイレに行け、と突き
動かすので、「あーあー」と思いながらも、8時半くらいから10時くらいまで
断続的にトイレで吐きつづける。顔中いろんな粘液でべとべとになる。うふ。
もう自分の意思とは全く関係なく胃の中のものがせり上がってくるのが半ば
面白く(「このまま死んだりしたらどうしよう…」などという全く根拠のない
不安感と共に…バッドトリップ感もばっちり・苦笑・まあ、そのくらい気持ち
悪かったのです)もう体に任せて吐きまくる宴。アイム・アローン・イン・ア・
バスルーム。時々みんなが一斉にどっと笑う声が聞こえて、音楽がひどく歪んで
醜く聞こえたり。せっかく食べたものを全部吐いてしまったので、もったいない
気分もあったが、今年一年の汚れを全て祓ったような禊ぎ感があって悪くない。


ゆっくりと水を飲みながら聴いたムーンライダーズ「夏の日のオーガズム」が
異常によく響いたのは、たぶんあのときのダメな感じがうまく音楽と共鳴した
からに違いないと思う。ものすごく不安と倦怠と脱力と寒気で満たされた一日。
非常に奇妙な気分だったので、帰宅して即入浴して、ぐっすり眠りました。