DCPRG

新宿はリキッドルーム、東京近辺の業の深い方々が集まる年の瀬の宴へ。
年末の新宿はやはり人が多いですね。


客入れ的なオープニングのDJ(TA-1/デートコースローディー)は
すでにはじまっておりぼんやりしているとTHE FOX、登場。とぼけた
味わいのピッチがゆるいボーカル以外は特に記すことも無し。ああ、
打楽器の人が妙に陽気な感じでしたが。ボッサっぽい曲やレゲなビート、
初期のビーチボーイズなんかを連想させるようなシンプルなロック。
転換中のTA-1さんのDJはユーモラスな曲が多くて面白かったです。
笑いながら聴く(と書くとかなり妙な感じだが)。続いて赤犬
大阪の渋さしらズみたいな。っていうとアレですけど、仮装した
ボーカリストが集団で踊り、お馬鹿なMC(下ネタばっか・苦笑)、
歌と演奏はうまい(ブラス隊[トランペット・テナーサックス・
トロンボーン]がんばってました)けど、リズムが退屈で。タテ乗り。
曲調はいわゆる昭和歌謡で。ボーカルの人曰く「社交界の浮浪者」
みたいなバンドみたいです。60分が長く感じられました。この後の、
永田一直のDJは良かったです。デートコースリミックスネタで
はじまり、ダフトパンク、リズムがバンバータで上物がクラフト
ワーク、砂原良徳くらいかな、分かったのは。この後は、問題の
大友良英ノイズDJ。大友さんは熱くなって、ちょっと長め。45分
くらいかな。客はおおむね辛そうでしたねえ(笑)。ターンテーブル
上に乗っかったり、アームが折れそうなほどバチバチガリガリピー
ピーやったり。ま、ハードな音響の人ですから。こういうのは短ければ
ものめずらしさもあってみんな聴けると思うんですけどね。DJ続きます。
パードン木村。高級ホストみたいなルックスで、普通のトラックを
電子音で汚していく感じ。まあ普段聴けばそれなりに過激な音なん
でしょうけど、正直、大友さんの後だったので、チルアウトな感じに。
フロアも和みましたね。で、超有名なアノ曲(曲名が思い出せない)の
後、DJクワイエットストーム。スネークマンショウしかネタは分からな
かったな。で、ようやくわれらがデートコースペンタゴン登場です。
ここでもうすでに2時近かったです。携帯で時間を確認したのでっす。


1曲が平均20分くらいありました。会場はというと今までにない盛り上がり。
歓声で、楽曲が、かき消されたり(苦笑)。今年はデートコース何度か
観ましたが、なんか一区切り、って感じです、個人的には。非常に編曲が
整頓された感じで、新曲もやったり。ビージーズの「ステイン・アライブ」
カバーで、エレキギターがユニゾンするところは、なかなかじんときました。
全体的な特徴としてはソロまわしがいつもより長く、今回限りで脱退する
大友さんは独特のタメが利いたロックギターも弾いてました。しばらくは
ノイズの人になるのでしょう(苦笑)。なにしろ「音楽性が違う」んだもん
なあ、実に残念ですね。まあ今年は稀有な体験をさせてもらったのだと
思って。しかしライブはどうするんだろうね。ギタリスト新加入するのかな?
ちなみにラストの、「ヘイ・ジョー」のイントロでは坪口さんのキーボードが
暴走してとんでもないことになってました。踊り狂いながらもいつも冷静に
ステージを観察してるのですよ、あ、今日のゴセッキーさんのソロはイイ、
キクチさんはフロアが大盛り上がりで照れくさそうだな(笑顔が目立ったし)
とか、ホント意外にくだらないことばかり覚えてるな(苦笑)。アンコールは
高井さんのギター中心に展開する「s」とみんな大好き「mirror balls」。
全般的に今回も坪口さんのキーボードが凄かったですね。非常に印象的。
そんなこんなで午前5時前には終演しました。踊った汗が冷たく凍る朝の歌舞伎町を
急ぎ足で駅に向うも、見事に始発に間に合わず。帰宅して、7時過ぎに寝ました。


そうそう、蛇足ですが、帰りの電車で