筒井康隆「時をかける少女」(角川文庫)読了



この文庫には表題作のほかに、短篇のいわゆるSFジュブナイル
(少年少女向けのSF)が二編収録されているんですけど、
どの作品もみな学研の学習雑誌にでも読み切りで載るような
かわいいテイストです。「かの女」とか「ふろ屋」なんて字面は
久々に見た。表題作にもちょっと時代を感じますがまあご愛嬌。
ブックオフなんかでは100円で手に入るので、せめて年末年始
くらい牧歌的な気分に浸りたいという方はどうぞ。すぐ読めます。