エブリシング・プレイ / 明日はもっと懐かしい (1992,クラウン)



カチッとした印象のある前作とはうってかわってなんだか
心地よい晩冬の昼間にこたつでうたた寝して見た夢の
ような感じの、ぼわーんとして心地よい音の風景があります。
音的には、ワールドスタンダードに戻っていくというか、回帰
していくような感じがあるかな。子どものもつ無邪気さ、
牧歌的な雰囲気の強い作品。リスナーの想像力を働かせる隙間が
沢山あるような気がします。10年以上前の作品になるわけ
だけど、あんまりそういうことを感じさせずに、今出ている
エレクトロニカなんかと並べても遜色ない感じがします。