カーペンターズ / CARPENTERS (邦題:スーパースター)



'71年発表、3枚目のアルバム。1曲目「RAINY DAYS AND MONDAYS」の穏やかで美しい
倦怠感から始まり、特に何も考えることなく最後まで聴きおえてしまいました。
ぼくは、カレン・カーペンターが大好きなので、文句をつけるのが難しいです(笑)。
1stからはずいぶん離れてヒットチャートを狙ったポップな曲が並び、あの頃自信
なさげに歌っていたリチャードも安定した歌唱をしていて…ああ心地よいなあ、と。


特筆すべきはやはり9曲目の「バカラック=デヴィッド・メドレー」のコード感が
ひときわ優れていること。リチャードの編曲能力の高さを思い知らされます。
何気なく聴けてしまうのだけど、存在異議があるのかないのかわからないメドレーが
多い中で、死ぬまでにせめて一度静かにのた打ち回りながら聴きたいものです。
本当に、すばらしいメドレーです。聴いてみてください。