大友良英ニュージャズクインテット@新宿ピットイン



久々にピットイン行って来ました。菊地休養&バンド自体の活動停止疑惑のせいか
(MCでバンド自体は存続すると大友さんが言ってたので、続くようです)150人から160人くらいの客で蒸れ蒸れ。
流れは、ハット・アンド・ベアード(Eric Dolphy)のあと、ムーン・シャインズという曲、
8分の6拍子の不穏なワルツ調の曲、ストロベリー・フィールズ・フォエバーのカバーで1セット目終わり。
で、ここで40分くらい休憩に入りました。これが立ち見なのでかなりしんどかった。
タバコやめてから、タバコの煙がダメになってしまって、それもきつかったです。
後半はどっぷり音世界に浸かりこんでいたので、記憶が曖昧なのですが、最後に
やった音響ジャズっぽい大友さんのオリジナル曲がおもしろかったです。
もう、音が体の組織をどんどんどんどん突き抜けていって、悪いものを浄化してくれるような感じで、とてもよかった。


大友さんは、ほんとオンリーワンなギタリストだな、と思います。音圧がジミヘンみたいで好きです。
ボ、キョピーってフィードバックするのが好きなところもジミヘンを感じます。
コロコロこびとが笑っているような繊細なトーンも出せるし、振れ幅の大きさが魅力的です。


きょうはでも、最初からバンドのアンサンブルがすごくロックっぽかったなあ。
なんというか、DCPRGと似たダイナミズムを感じて、気づいた部分をいえば、
ドラムがところどころかなりダンサブルなビートになってたところと、アルトとテナーの
ニゾンが多かったような。あーユニゾンではなくて、インプロ時のアルペジオのせいかも。

芳垣ドラムはスネアのタイム感と音がめちゃくちゃ気持ちいい。うっとりしました。
菊地さんはアンコールで明らかにばててました。しょっぱなからすごい勢いで吹いてたもんなー。
フェロモンむんむんな感じでした。しかしビートルズのカバーにはびっくり。
『マジカル・ミステリー・ツアー』は大好きなアルバムなので、その収録曲が聴けてうれしかったです。


そう、肝心なことを書き忘れていたけど、今日のピットインライブの楽曲と
明日スタジオで録音される楽曲からアルバムが作られるそう。年末頃発売予定だそうです。