小谷野敦 / 片思いの発見(新曜社)



あとがきがおもしろかった。「文学研究における作品論は科学ではない」。そうだね。
メインテーマは文学と倫理。北村透谷が女性にモテたので、日本の文藝評論には
明治くらいからずっと「片思い」の視点が抜け落ちている、らしい。そうなのかよ!