2003-10-20から1日間の記事一覧

小谷野敦 / 聖母のいない国(青土社)

比較文化的(英対米とか)な文学論。比較文学ってのが、そもそも比較文化的なんだろうけど。 フェミニズムは別に性からひとを解放しないとか、そんな感じ。登場する作品は、 北米大陸(米国、カナダ)のもの。映画の話も出てくるし、たいへん読みやすくオス…

小谷野敦 / 江戸幻想批判(新曜社)

フェミニストの江戸礼賛に対する批判。歌舞伎、演劇の話も半分くらい。 「近世日本の性を幻想するな」という小谷野の姿勢は一貫している。 前半は、論文中心で読み進めるのにちょっと難儀した。

小谷野敦 / 片思いの発見(新曜社)

あとがきがおもしろかった。「文学研究における作品論は科学ではない」。そうだね。 メインテーマは文学と倫理。北村透谷が女性にモテたので、日本の文藝評論には 明治くらいからずっと「片思い」の視点が抜け落ちている、らしい。そうなのかよ!

スパイ大作戦「第3の壁」(第1期・26話)(テレビ埼玉)

TV

「鉄のカーテン」というセリフに強いノスタルジーを感じた。ジェントルな作風でいいです。 最近電車の中で読んだもの。D.T.博士、小谷野せんせいは、おもしろいです。

ドレミノテレビ(NHK教育)

TV

本日のテーマは「きえる」。全篇にわたり減衰なKANJI。ゲスト倍音sでした。ホントいい番組だな。

菊地成孔『スペインの宇宙食』書評(評者:穂村弘)

cosey MURAI's かにみそ日記より。 菊地成孔→村井康司→穂村弘、という人の流れがある。 というよりは、村井さんがお二方の編集担当をされている、ということなのですが。