長嶋有 / 猛スピードで母は(文藝春秋)



タンノイのエジンバラ』が、よい作品だったので、借りてみた。
表題作(芥川龍之介賞受賞)より、「サイドカーに犬」が好きだなあ。母子の話より、兄弟の話がおもしろい、というのはなぜだろう。
『タンノイ・・・』に収録されていた作品では、やはり、姉と弟の出てくる「三十歳」が気に入ったことを思い出した。