タテイシさんからの返信への返信 その2 皆様への最終的なお返事



まず、12月10日のタテイシさんの日記へのお返事から。



>とりあえず、昨日の小谷野敦『評論家入門』における「論争などで負った精神的苦痛を和らげる方法として」の投薬の是非、についての話を。


投薬の是非と言うことは、私の話からずれてきてる気がします。


そうですね。これは、タテイシさん以外の方(いしたにさん、マコト氏)からもコメントを頂き、うまく整理できないで話をしていました。



何度も言いますが、『「論争などで負った精神的苦痛を和らげる方法として」の投薬の是非』については私は何も触れてません。
私が言っているのは『無責任に不特定数の読者に投薬を進める(ママ)小谷野の是非』です。で私は『非』だと思います。だから「バカ」と書きました。


タテイシさんの言いたいことはわかりました。但し、同意できません。わたしは、まず小谷野氏が書いたことすべてに「責任」を負えるとは
思わないので、「不特定数の読者に投薬を勧める小谷野」氏に「是」です。その理由としては小谷野氏がmixiで発言したとおり「そもそも
そういうもの(向精神薬)は医者が処方しなければ入手できない」から、ということに尽きます(昨日の日記に組谷さんからの有用なコメントが
ありますが、現時点では上記がわたしの意見です)。この点に関してはお互い相容れないと思います。しゃあないね。



でも、ウツボさんは小谷野の著作が好きだということも、よく分かります。のでこの辺でやめたいんですがいかがですか。
このままでも議論は平行線だと思います。
なぜならウツボさんは小谷野さんが好きで、私は小谷野が嫌いだからです。小谷野の話はもうしたくありません。


わたしは、mixiで氏のコミュニティを作ったわけですし、著書も10冊以上読んでいるので、氏の著作が好きであるということは明白ですね。
お互いに相容れない感情的な議論をしても、なんら生産的ではないのでここで議論をやめるということについて賛成します。
少なくともお互いの立ち居地が異なることは確認できたので、それでよいと思います。


わたしは、こういう議論をする機会が持てたことをうれしく思っています。お互い意見が一致しないわけだから、当然不快感はあるけれども、
周りの方々からもいろいろな意見を聞けて楽しかったです。楽しかったといっても、タテイシさんには小谷野氏にかんする「不快」感のほうが、
強かったというのはわたしの貧困な想像力でも、十分理解できるので、ここで謝ります。不快な思いをさせてしまってごめんなさい。




続いて、12月19日の日記へのコメントへのお返事。まずBROWNさん。



「批評」より優れた「批評」となる「感想」もあると思います。立石さんの「感想」が優れた批評であったからこそ、小谷野氏も反応したのでは?僕はそのように捉えているんです。


これにかんしては、わたしは見当違いだと思いますし、下でタテイシさんが述べているとおりです。



やあ、私の文章は、やっぱり感想に過ぎないですよ。小谷野(ウツボさんには悪いけど、私のなかでコイツは馬鹿も馬鹿、大馬鹿のファック野郎決定なので
これからは呼び捨てです)が反応したのはウツボさんがミクシィ日記に書いたせいです。


というわけで、実際わたしは小谷野氏が書かれているとおり「そもそも私は君(注 タテイシさんのことです)の文章など読みたくはない。ウツボマイミクシィにいたために見てしまったのである。
これは当人に直接言っておいた」ということで、タテイシさんの意見をmixi内で紹介したことが不快であるとの旨のメッセージを直に頂いたのです。
氏の反応はいささか感情的に過ぎるな、とは思いましたが、氏の著作の愛読者でもあるし、また曲がりなりにも氏のコミュニティの運営もしているので、
無用な感情的軋轢を避けるために、該当部分の日記を削除したのです。あのままにしておけば、更に混乱が広がった可能性も考えられるので
これは妥当な判断だったと考えています。



小谷野氏の「大人げない文章」の魅力は読んでないのでわからないです。氏の印象は裸の王様かな。筋の通らないことを高圧的な態度でわめき散らす人でしかない。


BROWNさんは、自分が決して言えないようなことを言っている文章を読んで爽快感を感じたことはありませんか。
ここで杜撰なたとえを持ち出すのは適切ではないと思うのですが、たとえばぼくにとって「ロック」という音楽は
「大人げない音楽」です。で、ぼくはそれにはあまり魅力を感じないのですが、「大人げない文章」の魅力を
小谷野氏の著作に感じるというわけです。これは一度読んでいただかないとわからないと思います。もしご興味あれば
氏の著作をお貸ししますので、ご連絡下さい。氏の著作を一冊も読まれていない状況で、mixi内でのトラブルのみを
ご覧になって仰るには「裸の王様」という表現は少しことばが過ぎると思います。


ところで、BROWNさんが減量スーツについて告白するくだりの文章はよかったです。こういうユーモアの感覚はわたしはとても好きです。




最後に、同日へのコメントのお返事。組谷さん。



向精神薬に関してコメントさせて頂くなら、処方する医者の問題(ろくに診察をせずに強度の強い薬を出す医者も多い。
スニッフに試用することが明白でもであっても処方するような医者も存在する)、医学的な問題(強い副作用を伴う物も存在するし、
そもそも効果があるのかないのか客観的な基準も明らかではない)など存在することを知って、小谷野さんは向精神薬をすすめている
とは思えません。それに関しては無責任さを感じるところです。ただし、著書を読んでいないので何とも言えませんが、
これは単なるレトリックだったのではないかと思います。きっとウツボくんもそう読んだんじゃないかなと推察。


向精神薬については無知に等しいので、組谷さんのご意見は興味深いです。この日記の最上部の『評論家入門』の
引用をごらん頂いてから、ご説明いただきたいのですが、「単なるレトリック」というのは、つまり、
あくまでも、論争を通じて負った精神的なダメージを、薬で解決することを勧めるというのは「レトリック」であって、
本音は、精神的に苦しいときには、その苦しみを薬で解決していいと暗に仄めかしているところにあるのだ、ということを
仰っているのですか?「レトリック」というのがいまいちよくわからないので、その点のみご教示いただけると助かります。
(自注 ここでは意味不明のことを書いています。「レトリック」がうまく理解できなくて慌てふためいているようです)


ではなく、補遺へつづく