南洋一郎と挿し絵画家展 鈴木御水・椛島勝一・梁川剛一の挿し絵を中心に〜密林冒険小説から怪盗ルパン全集まで〜(文京区・弥生美術館)



17日。学校が引けてから飯田橋まで出て、南北線の東大前で降りて、東京大学の脇を歩きながら、弥生美術館へ行った。「南洋一郎と挿し絵画家展 鈴木御水椛島勝一・梁川剛一の挿し絵を中心に〜密林冒険小説から怪盗ルパン全集まで〜」という催しが目当て。鈴木御水氏の絵が気に入った。


高畠華宵 昭和モダンのキモノ展」という展覧会も同時に行われていてアンニュイな眼差しの着物女性が色っぽくてよかった。しかし画家というのは恐ろしく女性を描くときは気合を入れるのだろうな、と思った。ある種の気迫が絵を見ると伝わってくるのである。その緊張感がおそらく「色っぽさ」なのだ。それにひきかえ隣接した竹久夢二美術館は退屈だった。わたしの趣味に合わなかっただけではあるが、あれはいわゆるヘタウマ絵の先駆ではないだろうか、とも思った。