返事:かたるさんの『もてない男―恋愛論を超えて』#1へ



タイトルのキャッチーさについてですが、これは小谷野氏に限ったことではなく、扇情的な、場合によっては羊頭狗肉に感じられるタイトルの商品というのはいろいろあると思いますが、小谷野氏の著書にはなかなか扇情的なタイトルも多いので、注意が必要です。わたしはすでに一読していたので、かたるさんは前書きの「もてない」の定義で「おや」と思われるのではないかと思っていたのですが、まさにそういう展開になったので、あらま、と思いました。


かたるさんの紹介されているそのサイトは凄いですね。本当だとしたら。ちょっと本当かな、と思ってしまいますね。ダッチワイフって大方の女性にすれば気味が悪いものだと思うんですが(男にだって気味が悪いと思う)。だからそのサイトを通じて付き合い始めたってホントかな、と。世界は広いんだなあ、と思いました。まあ、そのサイトを読んでみればばいい話ですね。ホントにせよウソにせよおもしろければ別にそれはそれでいいし。


かたるさんは本書についてずいぶん突っ込んでおられますが、わたしはちょっと醒めています。というのもかたるさんがすでにご指摘されているように「小谷野敦さんの本にはトンデモな記述がまま登場するけれど、おそらくは本人はそれをわざとやっている」からで、本書について突っ込むのはお任せしたい感じです(オイ)。あと、概要のまとめをやっていて(うまくできているとはとても言えませんが)改めてこの本を読んで感じたのは、「この本をここまで細かく読む必要あるのかなー。これって笑いながら読み飛ばしていい本なんじゃないか」という気持ちです(オイオイ)。といっても乗りかかった船だから、港までもちろん漕いで行きますが。このまとめがなかなか疲れるので、突っ込む余裕がないというのもあるんですよ…。風邪引いてるし…。と、どんどん言い訳じみていきそうなのでとりあえずこの辺で。あ、「理想が高い」ってとこにはもちろん「理想を下げなければ得恋できない」と書きましたよ。