あいまいなわたしの本棚



みなさんは、月にどのくらい本を読まれているのだろうか。マンガについてはどうだろう。そして、そのうちどのくらいがご自分で買われたものだろうか。ほとんど買ったものだ、ほしいものは、自分の給金から支払うんだ、という方もいらっしゃるだろう。いろいろな方がいらっしゃるのだろうが、わたしは図書館によく通って、本は買わない。相当ほしい本以外は買わない。そしてその金を握って本屋へ行き、図書館で借りられないマンガを買う、という生活を中学生くらいから続けてきていて、未だにそれが変わらないでいるので、わたしの本棚は、実は貧相というか、まあ痴的な本棚であると同時に、遅的でもある。つまり時間が止まっている一角というのがわたしの本棚にはある。ので、まあ、たまにはそんなものを紹介してみるのも面白いかなと思ってつらつらと紹介してみる。





本棚1:撮影に際して、本棚の乱れはほとんど直していない。実際、わたしが日常的に読んでいる小説の類は、図書館から借りているか、ブックオフで買い込んだ100円文庫なので、ここに姿を現すことがほとんどないのだ。さて、この本棚は、わたしの机の右横にある作り付けの棚で、奥行きもかなりあり、単行本サイズであれば2列、文庫サイズであれば、4列以上入るのだ(ずいぶんおおざっぱな説明)。上段、左から倒れそうになっているのが、『のだめカンタービレ』ご一行様である。下段、左には赤田編集長時代の『クイックジャパン』が何冊かある。春樹『ノルウェイの森』、サイードオリエンタリズム』、その隣がてんとう虫コミックスの『パーマン』、ブッキングの藤子不二雄Aランドから『マネーハンター フータくん』も顔をのぞかせている。奥の列には、『レコードコレクターズ』と『ミュージックマガジン』のバックナンバーの背が見える。





本棚2:上段右。『ロック画報』のバックナンバーの左に、細野晴臣関係の音楽本が並んでいる。左には最近使っていない埃をかぶった小学館の『中日辞典』『日中辞典』(「めんたまつながりのおまわりさん」が倒れ、そこに日光みやげの助さんがかけよっているあたり)それに三省堂『漢和辞典』(これはわりに使う)が置いてある。真ん中にある文庫サイズのそれらはマンガで、水木しげる『コミック 昭和史』(講談社文庫)と2年前の引越しの際に散逸した赤塚不二夫天才バカボン』(竹書房)の生き残りである。下段は、いうまでもなく藤子不二雄作品のオンパレードである。それこそ小学生のころに本屋で手にしたものから並んでいる。





本棚3:右端から並んでいるのは秋本治の作品。この裏には『こち亀』が90冊くらい並んでいる。秋本治と一緒に村上春樹の単行本を挟んでいるのは小学館ぴっかぴかコミックス。高校時代に購入した聖書の姿も見える。ちなみにわたしはクリスチャンではない。





本棚3:上段、左にあるのは、小林よしのりゴーマニズム宣言』(扶桑社)。中学生のころ、大いに影響された。あと、この棚で前面に出ているのはやはり中学生の時分に愛読していた椎名誠の文庫と単行本。最近はほとんど手を触れていない。後ろには、講談社手塚治虫漫画全集が覗いている。下段には約5列にわたって買い集めた文庫が並んでいる。左端に見える赤い表紙の辞書は「新解さん」。





雑誌棚:CD棚の一角に間借りしているが、その手前に比較的最近購入したマンガが並んでいる。諸星大二郎山本直樹など。右端にはエヴァンゲリオンのフィルムブックが見える。奥には、『relax』のバックナンバーが覗いている。『relax』は特に好きな雑誌ではないが、特集によっては買っていた。