シュバンクマイエル展@神奈川県立近代美術館 葉山館



 チェコの美術作家シュバンクマイエル夫妻の作品展を見てきた。会期の終了が11月6日に迫っていることもあり、なかなかの混雑。外国人の客もちらほら目についた。


 コラージュ作品や、ドローイング、油彩、銅版画、粘土や陶器、枯木をモチーフにしたオブジェ、映像作品にわたって、さまざまな作品が展示されていたが、ヒューモア&アイロニーの溢れた奇抜なものが多かった。ソビエトの影響下にあった、チェコ社会主義時代にも「笑う」行為を忘れずに努めていたのだろう。当局に危険視されるのも無理は無い。


 時に気に入ったのは、妻による油彩『静物』(1978)。映像作品は60年代に製作されたものが面白かった。映画の上映も美術館内で行われていたが、時間が合わず見ることができなかった。DVD化もされているそうなので、折を見て、彼らの映画も見てみたい。