DCPRG@渋谷O-EAST



夜勤明け仮眠して渋谷へ。前座がBONBON-BLANCO。面白いグループ。礼儀正しい若いおなごはええのう。踊っとる笑っとる腹が細いのう。オケが大き過ぎてパーカッションがあまり聞こえないのが残念だった。コンガとボンゴは影が薄いな。ティンバレスの子が一番上手でソロ担当かな。マラカスがダンスの二番手で、マスコット・ガール。という感じでそれなりにキャラが立ってるなと思ったらデビュー5年目らしい。あんまり華は無い感じだけど悪くないよ。しかし演奏が始まる前にビデオ映像が流れて「共演」といって「え、DCPRGと一緒に演奏するの?無理だろ」と思ったら「対バン」の意の「競演」ですね。勘違いにもほどがある。


 DCPRGの演奏は大変良かった。ロングトーンをいかしたアンサンブルが良かった。坪口さんはいつもながら素晴らしい。ゴセッキーのソロも今までになく良かった。
アメリカ』メニューで観るのは三回目だけど、今回が一番アンサンブルしていた。やっぱりツアーの最終日ってのがあるんだろうなと思っていた。アルバムとはだいぶ違う雰囲気で、踊っていたら腰が疲れた。「Washington D.C.」という曲がディスク2の1曲目に入ってるんだけど、これがどうやら菊地さん作曲の新しいアメリカ国歌みたいだ、というのも演奏を聴きながら分かった。ソロ回しが沢山あって、前回聴いたときとはかなり印象の異なるキャッチーチューン。10時過ぎには帰ることにした。実はDCPRGのライブで途中退場って初めてだったんだけど、ダンスする気力がなかったのと、腰が痛くて...翌日は朝から仕事だし...。


で、翌日ネットで「活動終了」を知った。東京近辺で開催されたうち、じぶんの行きたいライブは5年間全部通ったんで、途中退場したのも悔いはない。「そろそろ解散しそうだな。でもバンド人気に引き摺られてもうちょっとやるんじゃないかな」と『アメリカ』を聴きつつ思っていたので、予想以上に潔い結末に驚きました。次はスイングバンドやらないかしら。菊地成孔の考える凶悪なスイングとか言って(笑)。
 ファンクの神様とDCPRGの音楽に感謝を。たっぷり踊りましたよ。サンキュー。