映画美学校/音楽美学講座/特別講義:音楽の聴取について@京橋・映画美学校
- アンサンブル(協奏)の重要性
- 中心点が常に動く
- 音楽は一人でもできるが、生む苦しみがある
- 斜に構えないで、自分からやってみよう
- たとえソロでも聞き手が常にいる、音楽は演奏者と聞き手とのアンサンブルでもある
- 音楽とは
- 雰囲気
- 状況
- 快適
- 快適でない
- ユリイカの壁の話
- 音楽に喜怒哀楽がなくてもいい
- 音楽が人の感情を煽る恐ろしさ
- 記憶と音楽
- 誰しも記憶からは逃れられない
- 記憶から逃げるのは、死んでいるのと同じ
- どんな音でもあらゆる記憶を参照しうる
- 美の基準
- 経験値/経験知
- 記憶と関係する
- 絶対「美」は無い
- 自分の「耳」を信じる
- フリージャズはボクシングだ(山下洋輔)
- 音楽の先を読む
- 演奏中に先を読む感じは無くはないがあまり考えない
- 反射神経的に演奏する
- 趣味は打ち上げ(下戸だけど宴会好き)
- 即興と作曲の違い
- 即興は何も考えない
- 作曲はいろいろ
- 共通して場数を踏むことが大事。沢山失敗すると学ぶものがある
- ジャズのイディオムは即興にプラスのときもあるし、マイナスのときもある
- プロデュースとは判断すること
- 映画音楽の場合は映画監督の判断に任せる
- 他人の判断が入ると面白い
- 演奏家など他の人とのコンセンサスをきちんとつくっておく
- デモは音色を重視するので、シンセでドラフトを提示するようなことはしない(予算はほとんど使ってしまう)
- 何を録音するか
- エストニアのストリングスの演奏が、キラキラピカピカしていた
- 生音がどんな音であるか/録音される音はどんな音か。いくらでも研究の余地がある。終わりも無い。
- 音楽で食べること
- 音楽で食べられるようになるとは思わなかった
- 90年代の海外でのジャパノイズ・バブルに上手く乗った
- 仕事はきちんとやる(信頼関係)
- 売ってナンボとは思っている。人に音楽を届けることが、自分に取っての社会に対するアプローチ
- 市場を自分で開拓するような発想/姿勢を持つこと
- 知的障害児と自由(音遊びの会との関わりを通して)
- 言葉が通じない...物事の構造が理解できない(概念操作の困難)
- 強烈な音楽的感性を持っていても、周囲が気付けない
- 「自由」とは何か・・・言葉でつかめる「自由」は狭いのではないか?
- 許鞍華監督『女人、四十』(1995年)の音楽を製作
- 毎日音楽を演奏している
- 本番は客がいるから邪な気持ちになる
- サウンドチェックのときは、純粋に自分のために演奏する
- 先回りした表現は嫌い。恥ずかしくないようにしたい。
- LPは聴くが、量は減った。買わなくなった。
- 過去の自分の作品は仕事で必要に迫られたとき以外は聞き返さない
- 耳の老化(身体能力が年と共に低下する)
- 好きな音楽
- 昭和30〜40年代の歌謡曲
- ジャズの影響下にあるが、世界中のどこにも見受けられない日本独特の音楽
- フリージャズをやりたかった若い頃にはバカにしていた
- フリージャズ業界では「シャリコマ」(商業主義)と嘲っていた
- 音楽に優劣をつけるのは愚かだったと後に気付く
- 耳を開く
- 聞くことの力によって発見される音楽
- 焦点をずらす
- 音響/ノイズ的なものだけではない
- サイン波
- 批評のことばについて
- 自分についての言葉は恥ずかしくて、引いて見れない
- 清水俊彦、植草甚一
- 音楽を始めた理由
- 女の子にもてたかったから
- いま、憧れは池田亮司
- 音楽の魅力
- ゆるさ
- 幅広さ
- 楽しさ
- 居心地の良さ
- 柔軟性
- 「人」が見える音楽
- 面白い人と出会ってできる音楽
- 三度三度の飯のように音楽を作る
- 「おいしいご飯」には対価(金)を払って食べたい人が生まれてくる
- ♪大友良英 / Lonely Woman (ギターソロ)