特別展:深奥的中国@大阪・国立民族学博物館



シナのチワン族を主としていくつかの少数民族の風俗を取り上げた展示。これが420円というのはかなりお得ですぞ。西日本方面の服飾好きの方は足を運ばれたし。本当に彼らの衣服や装飾品は素晴らしい。気になる点といえば、一切かの国の政治的な問題について触れていなかった点。共産党の凄惨な少数民族弾圧についてまったく触れないのはキュレータの意思なのか(あえてそうしたのか)どうなのか気になるところではある。政治的にどうこうという以前に基礎知識的に啓蒙してもいいとは思うのだ。観客にゆだねているのだろうか。そこがどうも気になって仕方なかった。力作の図録が販売されていたから、それには何か書いてあったのかもしれないけれど…。