最近の大麻がらみ報道について



ギタリストの鈴木茂大麻所持で逮捕された。マニア筋では90年代から麻薬常用のうわさがあったから彼が逮捕されたことじたいにはそれほど驚かないが、最近の大麻がらみ報道には当局の政治的な思惑を感じる。組織的に売人が摘発されているだけなのか、どうもよくわからない。継続的に報道されることで、薬物使用防止の啓蒙効果があるのは言うまでも無いが、いったいなんだろう。最初は東京五輪招致のためのクリーン作戦かとも思ったが、摘発されているのは東京だけではなくて、全国規模だから、これは違うような気がする。あるいは警察内部で、麻薬犯逮捕にかんする報奨金制度でもできたのかしら。


細かいことだが、毎日新聞時事通信の記事では大麻の所持量がぜんぜん違う(毎日は1グラム、時事は27グラム)。なぜだろう。大麻らしきものが27グラムあったが、吸引に使用できる部分は1グラムしかなかったとか?同じニュースでもこうやって見比べるとなかなか面白い。



追記(02/20) 複数の友人から、年度末だから点数アップのため捜査網を強化している説、検挙をはっぴいえんどの再発にぶつけてきたことから事前から内偵していた説など興味深い説をいろいろ聞いた。