2004-10-10から1日間の記事一覧

木下恵介監督 / 喜びも悲しみも幾歳月

冗長な脚本で、最近見ている小津作品と対比してみると、同じ「家族」をテーマとしてつかまえてみてもだいぶ泥臭い印象。 主演の高峰秀子がかわいらしい。

J.D.サリンジャー / キャッチャー・イン・ザ・ライ (村上春樹訳、白水社)

実に奇妙な、気違いじみたヴァイヴに彩られた、成熟/成長を拒否する少年による物語。

高橋源一郎 / こんな日本でよかったら (朝日新聞社)

10年くらい前の懐かしい気分に思わず陥る固有名詞がいくつか。「Asahi Evening News」に連載された英訳版を巻末に収録。