2006-01-23から1日間の記事一覧

二ノ宮知子 / のだめカンタービレ (14巻、講談社)

今後の推移を見守ろう、という感じ。

伊丹十三 / ヨーロッパ退屈日記 (新潮社文庫)

昭和30年代に書かれた事を思うと、欧州に遊ぶ著者の高等遊民ぶりがよくわかる。気取らない感じでいやみが無いので、人気が出たのも頷けるところだ。 スパゲティのフォークによる巻き取り指南は実際に試してみてうまく巻けるようになったので、実用書の側面も…

幸井俊高 / 漢方的スローライフ (ちくまプリマー新書)

人間を部品の集合として考えるのではなく、ひとつの有機体として考える、とか、「対症療法」ではなく「原因療法」だとか、「病気」は単に「部品」の不具合ではなく、有機体全体のバランスが崩れていて、それが目に見える様子で現れていると考える、などとい…

布施英利 / 君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか (ちくまプリマー新書)

同時期に読んでいた『ヨーロッパ退屈日記』で、著者がイタリーを旅行して、「糸杉」について触れるところがあるのだが、この本の著者もまた「糸杉」について言及しているのが偶然の一致とはいえ、おもしろかった。 レオナルドが生涯「光」にこだわって活動を…

池上彰 / 憲法はむずかしくない (ちくまプリマー新書)

著者は長年NHKのニュースキャスターを勤め、また「週刊こどもニュース」に10年近く出演し、良く知られているが、最近ふりーのジャーナリストに転向したというのは知らなかった。 憲法改正→九条改正!?というような思い込みに似たものがあるが、憲法を改正する…