2008-06-20から1日間の記事一覧

ボリス・ヴィアン

CD

文筆家の余技で、ボーカルトラックは下手くそで聴くに耐えないけど、雰囲気が良いじゃないの。ワインかなにかでちょっと酔い過ぎたときなんかに良く合う感じじゃないかしら。ベッドにもつれこむにはちょっと気怠いくらいの塩梅だから、ニッチな需要しかない…

野宮真貴 / ドレスコード

CD

サウンドがやや軽くて物足りない(2004年発表)。戦時下のエレガンスがテーマらしいのであえて軽いんだろうけど、ゲストもいろいろで散漫な印象を与える(ここまで書いてこの作品がアルバムではなくミニアルバムであることに気付いた。お披露目パーティーにケ…

ロレッタセコハン / 成長の記録(による活動資金調達)

CD

若くて厭世的でミニマル志向なダウナー系コンポステラみたいなサウンドでわりと良い。ちょっとアシッド感のあるボーカルは好みが分かれそう。ちょっと日を置いてしまった冷蔵庫で冷えている味噌汁のような音楽。

細川貂々 / その後のツレがうつになりまして。(幻冬舎)

鬱のみならず、さまざまな病があるわけで、それに罹患しつつも、病んでいる己を恥じないでいるというのはなかなか難しいが、これはどのあたりの世界まで共通の傾向だろうかと考える。病んでいることを貴んだり畏れたりする文化は現代にあるのかないのか、と…

細川貂々 / ツレがうつになりまして。(幻冬舎)

鬱病はなんといっても自殺念慮が辛そうだ。妻(夫)や恋人や家族など親身に支えてくれる人がいればいいが、独身独居のひとはどうしたら良いのだろうか、などといろいろ考えさせる良いマンガ。貂々というペンネームは『来来キョンシーズ』(1988年)由来なのか…