2009-02-03から1日間の記事一覧
ネームの練り方/完成度が素晴らしい。リアルだが、あと一歩踏み込んだら悲惨になるところを絵柄の魅力で回避しているのがナイス。ただし「13年ぶりにセックスできて喜ぶ女」というファンタジーにどのくらいのひとびとが心打たれるかは定かでない。
融通無碍とはこのことだ。とても良いファンが変人作家と対話してそれがひとつの論になっているかのように思えるのが本書の不思議さだ。橋本のあとがきが本書の見事な要約となっている。橋本ファン、内田ファン、その両者のファン、言葉を遣うことに興味ある…
突っ込みどころとうなづけるところがいい具合にミックスされている戦略的(?)な一冊。例えば第5章のエヴァンゲリオンとオウム真理教という2つの現象をグノーシスを通して考えるのは、文系学生の卒論の参考になりそうな丁寧な構成と、適度な強引さがある。また…
大瀧詠一や山下達郎や岡林信康とここまで渡り合えるのは凄いね。民生との対談が霞んでしまった。