エロティクスファンナイト@ロフトプラスワン

寝る前に乱歩の「赤い部屋」と「芋虫」を読んだら、久々の悪夢にうなされた。「芋虫」にはちょっとグッときてこれは一見、変態性欲なサディズム小説だけど、実は恋愛小説なんじゃないかなどと思っていたが、脳裏に描かれたイメージの数々が悪影響を及ぼしたらしい。空気感染する細菌によって人類が絶滅しかかっている近未来(笑)、一度細菌に感染すると一定時間を置いた後、全裸で行動する(笑)新たな新人類として復活する。途中までどこかで聞いたことがあるような(?)内容(藤子・Fファンだったら「流血鬼」と言えば分かるでしょう・笑)。しかし夢の中の廃屋でぼくは機関銃を手に持ち歩き回る全裸男に見つかりはしまいか、と物陰で真剣に怯えている(笑)。銃に込められた弾丸は明日という名の現実のメタファーか(苦笑)。全裸で歩き回るというのは抑圧されたリビドーの顕われか(苦笑)。上京中のマサオ氏の電話が目覚まし代わりになり、正午起床。体が異常に重く鬱的な朝(笑)。ていうか昼。激しく不毛感あり。


 午後3時過ぎ、ようやくマサオ氏と新宿駅東南口で合流。タワーレコード新宿店の案内を仕る(苦笑)。J-POPフロアではメジャーインディーズが分け隔てなく陳列されているということを解説しつつ、西岡たかしの棚など見る。ロックフロアでは、トニー・コジネクの棚を見つつ、マサオ氏にラトルズを薦める(苦笑)。一番良く足を運ぶニューエイジ/アヴァンポップ/イージフロアを経て、最上階で細野さんの連載が載っている「ソトコト」や、細野/にしやまひろの/郄木正勝の載っている初めて見る雑誌や、ミュージックマガジン、ストレンジデイズほか多数の雑誌を眺めつつ時間を潰す。午後6時過ぎ、新宿駅で、マコト氏、組谷氏と合流し、大戸屋へ直行し、腹を満たした後、歌舞伎町はロフトプラスワンへ。2年ぶり3回目くらいなのだが、あの空間はいつ足を運んでもあまり落ち着かない。「エロティクスファンナイト」は山本直樹先生が目当てだったのけど、ぼくとしては微妙なイベントで(エロティクス読んでないし・苦笑)、途中退場して午前零時帰宅。