2004-04-09 小川和佑 / 東京学 (新潮文庫) 本 お年を召された国文学者による東京随筆。苦笑を禁じえない記述も多多あるけれどもそこはなんとか愛嬌として。 萩原朔太郎のなんかかっこいい詩がよめたりしてそれはそれで。解説のなぎら健壱の文章が本書でいちばん わかりのいい文章というのは問題があるような気がする。似非学問的東京論を期待される方は読まれないのがよろしいかと。