村上龍 / 2days4girls (集英社)



「2日間で4人の女とセックスする方法」なんていう扇情的な副題が付されていますが、これは村上マナーです。テーマは「記憶」。あとは「依存と救済の差異」みたいなところかなー。SMを否定している。相変わらずマッチョ+加齢に伴うセンチメンタリズム、というあたりが妙味かしらん。読みやすいけど、あんまり印象的ではないです。なんだか、夢を見ているような気持ちになりました。