鶴見俊輔 / 戦時期日本の精神史(岩波書店)



 鶴見によるカナダでの英語による講義の翻訳。なのだけど、これがこなれていない直訳調で読みやすいような、読みにくいような妙な感じ。「転向」という視点から、戦前〜戦中〜戦後の日本人の心の在り方について、とても良く整理してあって、知性を感じた。素敵。