穂村弘 / 現実入門(光文社)

現実入門


 この書籍の担当編集者と穂村氏は結婚し、サラリーマンを辞めたらしい。虚実入り混じった雰囲気のある、短編小説のような雰囲気のある独特の作品だったが、実際に結婚されていたとは、ちょっと残念だ。これ一冊すべて、彼の妄想で構成されていたら凄いなあ、と思ったからだ。読者は勝手である。