池谷裕二 / 進化しすぎた脳 (朝日出版社)

進化しすぎた脳 中高生と語る「大脳生理学」の最前線


 脳の、特に、記憶に関する仕組みについて述べられた1冊。慶応義塾ニューヨーク学院生(高校生)との対話形式で収録されており、なかなかおもしろいが、一度読んだだけではあやふやな部分も。脳の細胞は、体の細胞と違って新陳代謝が行われないため、「記憶」があるのだとか、「ぼけ」と「アルツハイマー病」の違いについての解説が興味深かった。要再読。