指揮:M・コルボ、ローザンヌ声楽アンサンブルほか/ロッシーニ:小荘厳ミサ@東京国際フォーラム ホールC



ロッシーニ晩年の作『小荘厳ミサ』。このミサ曲は小ミサ曲のくせに、演奏時間が80分もあるのだ。わたしはひそかに合唱ファンなので、ソリスト4名+合唱、伴奏はピアノ+ハルモニウムというのは面白いかなと思っていたが、さすがに80分は長くてところどころ寝てしまった。ピアノがミスタッチも目立ったが、アーティキュレーションがしっかりしていて良かった。ハルモニウムは小型オルガンのような楽器なのだけれど、最大音量が比較的小さいのでさびしい感じ。声楽のソリストはソプラノ、アルト、テノール、バスといて、それぞれの独唱はあまり良くなく、基本的にアンサンブルしているのが心地よかった。これは完全にわたしの好みである。