ウツボの動画日記:ヱヴァンゲリヲン破公開前に思うこと(テキスト版/オリジナル)




いろいろと考えましたが、無修正版をうpします。はたして、ブログにも削除あるいは修正を依頼するだろうかというテスト。もしそうでなければ、YouTubeだから狙われた、ということになるのかな。たかが総PV数60レベルの動画を著作権侵害とはいえ、削除依頼するのがカラーという会社だと。別にそうであっても全然かまわないんです。むろん、著作権侵害であれば(PV数などかかわらず)権利者の判断で罪に問えるという原則があるのはわかっています。そして、企業の姿勢に一貫性なんてもとめてもしかたないとも思っています。でもわたしはどういう基準でかれらが削除依頼をするのかというのがとても興味があるんですね。たいして期待はしていないですけど。
読んでくださる方には、先日の修正版と読み比べていただくことで、自主規制ってのがどういうふうに起こるのかというところを考えていただけると幸いです。







ええと、きょうは週末に公開が迫った『ヱヴァンゲリオン新劇場版:破』の公開を前にエヴァンゲリオンについて話したいと思うんです。去年だったかおととしだったか記憶が定かでないんですが、『序』が公開されて観にいきました。で、すごく時系列が整理された見やすい総集編になっているな(と思いました)。作品としてはディティールの作りこみが凄いんですけど。ぼくはそこまでマニアックなアニメファンではないので、物語としては旧作のエヴァが語りなおされただけに過ぎないなと思っていたんです。だから週末から公開される破についてはとても楽しみにしているんですね。

エヴァンゲリオンは95年(発表)なんでもう14年前の作品なんですけど、あまりにも存在感が大きすぎるから、14年も経っているという感じがしないですけど、映画ができて2002年、3年位には、もう一度、ブームというのは覚めたわけですよね。そのあとは絵を描いたりして、ファンの方はずっといると思うんですけど。イチバン印象的だったのは、エヴァンゲリオンの熱が冷めた頃にエヴァンゲリオンがスロットになったことですよね。これで街中、駅前なんかでパチンコ屋からエヴァの音楽が聞こえてくるわけですよ。これが最初もの凄い違和感があって、個人的にはスロットっていうのはなんていうんですかね、スロットまで身を落としたなって感じですね、エヴァが。スロット好きな方には非常に失礼なんですけども、そこまでしてお金儲けしたいのという感じでしたね(苦笑)。そこまで人口に膾炙したもの、スロットのユーザがエヴァについて知ることになるわけですよね、そういう状況でさらにリメイクするということになるとはまったく思っていなかったですね。だからヱヴァが再公開、いや、再制作が発表されて、もうどうなっちゃうのかなと思いました。結局、庵野監督がエヴァのあとエヴァを超える作品を当然作れなくて、またエヴァに戻ってくるのかーという思いもあったんですけど、ま、これ最後までね、観ないとね、ちゃんと最後まで終わるのかな、と思いますけど。最後まで終わらないとなんともいえないと思うんですけど。

実はきょう同僚と話をしていて、で、同僚は、『序』の最後のところで、まあ観てない人にはネタバレになっちゃうんですけど、渚カヲルがもうすでに出ているんですね。でカヲルくんのセリフから彼がメタフィクショナルな(道化師的)役割を果たすんじゃないかと予想してます。テレビアニメ版でまずひとつストーリーが語られて、そのあと、映画版、夏エヴァでもうひとつストーリーが語られて、今回のリメイクということで、ある時点から分岐してストーリーが存在している。まあ要はパラレルワールド的なものを実はカヲルくんが俯瞰して、狂言回し的にこのあと語っていくのではないかという予想ですね。

ぼくなんかは、テレビ版26話の(トーストくわえたレイとシンジがごっつんこシーンの)延長線的なね、ラストシーンがハリウッド的なピースフルなファミリー向けのエンディングになるんじゃないかと危惧してます。いきなりふたごの赤ちゃんアップですね、パンして上にシンジとアスカの2ショット、みたいなことになりゃしないかなと危惧も抱いているんですけど(笑)。ひとつ『破』でいえることは新しいキャラ、名前まだ覚えてないんですけど、新しいキャラ入ってきますね。新しい女の子が活躍するということはその分、既存の活劇が削られるわけですよね。なんで、かつての庵野監督の恋情が投影されていたアスカの役割が非常に低下するんじゃないかなと思います。そこはアスカファンのかたがたには危惧されているところだと思うんですけど、いずれにしてもどうやって語りなおされるのかなというところが凄く楽しみで、映画を観てから語りたくなるんだろうなという予感がしています。というわけでまとまりませんがきょうはこの辺で。週末は映画館でエヴァを見ましょう。たぶん面白いですね。きっと、たぶん。どう面白いか分からないですけど、わたしもまだ見ていないので(笑)。