2005-02-07から1日間の記事一覧

ポール・オースター / ミスター・ヴァーティゴ(新潮社)

あとがきで訳者の柴田元幸が作者の言葉を引いているように、大ざっぱに言って、ピノキオのような話だ。時代背景が二十年代から、第二次大戦後までにおよび、主人公が夢(生きる希望)を失ったり、取り戻したり、そのあたりのことを米国の歴史と重ね合わせて…

ウツボが訳す日本国憲法前文 (第1回)

作家の高橋源一郎が彼のコラム(http://www.mammo.tv/column/TakahashiG/bnumber.php)で、池澤夏樹の訳を例に挙げながら、日本国憲法を訳してみたら面白いんじゃないか、と提案していたので、不肖ながら挑戦してみようと思ってするものである。根本的な文法…