2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

吾妻ひでお / 失踪日記 (イースト・プレス)

締め切りのプレッシャーから逃れるために、ホームレスを経て、配管工になったり、アル中になったりする漫画家のエッセイまんが。しかし、吾妻氏の奥さんは大変だったろうなあ・・・。夫が数年おきに出奔して、しかもホームレス生活を送っているのである。一…

松尾スズキ(原作)、山本直樹(作画) / 破戒 (小学館)

10年をひとくくりにして(One Decade)、いろいろ語ってみようという考え方がある。たとえば、ポップスの世界では、'50s, '60s, '70sなんて感じに10年ごとに、録音技術の発展や、社会の動向を背景としてうまれる新しい音楽様式といった要素を組み合わせて、い…

ムーム / Finally We Are No One

CD

アイスランドのエレクトロニカ(だったと思う、たぶん)。家内制手工業のようなサウンド。寒さが残る今の季節に夜ひとりで聴くのにちょうどいい。

ニカコイ / セトリューシカ

CD

グルジアのエレクトロニカ。黒人音楽からの影響がある。ドイツのレーベルからのリリース。若い。

ダニー・ハザウェイ / LIVE

CD

久しぶりに聴くとオーディエンスのコーラスワークを不思議に感じる。ライブレコーディングのために、しつらえられたお客なのかも知れない。ダニーの歌が素晴らしいことには変わりないが。

ジェイムス・ブラウン / Live At The Apollo

CD

素朴なファンキーでは満足できない体になってしまったことをつくづく感じさせられた。たぶん60年代中盤の録音だと思う。レコーディングの技術や状態があまり良くないのかもしれない。リマスター版を聴いたらあるいは印象が違うかもしれない。しかしどちらに…

コーネリアス / Fantasma

CD

実にインドアポップスだ。音量を上げると意外にロックに聞こえて来るのだが、問題は小山田圭吾の声質だ。街を歩きながら聴くにはまったく適さない。

イエローマジックオーケストラ / Live At The Greek Theater 1979

CD

DCPRGを通過した耳で改めて聴くとちっともファンキーではなく、ロックである(とくにドラムス)。恍惚に浸っている香津美ギターが退屈に感じられたのが意外。

砂原良徳 / LOVEBEAT

CD

久しぶりに聴いた。ビートが深くて良い感じ。しかしまりんの音色へのフェティッシュには恐れ入る。一種の変態である。ありがたや、ありがたや。

町山智浩 / 底抜け合衆国 (洋泉社)

おもしろいし、今の合衆国の感じがよくわかるし、おすすめ。読みやすいし。 ☆☆☆