2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

DCPRG / MUSICAL FROM CHAOS 2

CD

ヘルシーな感じでいい。「構造5」の録音は2003年の12月で、その場に立ちあって踊り狂っていたことを思い出した。いろいろな欲望を解放させたくなるような感じ。深夜の快楽主義的音楽。しかし、CDJを使うのはかっこわるいと思うんだが、菊地さんはいつまで使…

細野晴臣 / コチンの月

CD

やっぱり凄いや!ハリー。テクノポップ越えて、テクノしてたんだなあ。しかも70年代末に!というKANJI。いいよーこれ。やっぱり。

細野晴臣 / フィルハーモニー

CD

中学生の頃、カセットテープに録音して聴いていた。リマスターされたものを聴くと、あのモコモコとした音像がクリアになって、音楽がよりあざやかに聞こえてくるあたり、やはりある種の感銘を受けざるを得ない。こんなにも違うのか。しかし、なんともいえな…

春日武彦 / 屈折愛―あなたの隣りのストーカー (文春文庫)

病的存在としてのストーカーの概要についてつかめるよい本。「どこからが「病」なのか」という問題意識に溢れている。

春日武彦/ 何をやっても癒されない (角川書店)

クールとホットを併せ持つひじょうに人間くさい精神科医のエッセイ集。医者の余技を越えている点においては、養老孟司を連想させる。引用したいところがあり過ぎるので、まったく引用しないでおこう。みなさん暇と金と気分が合ったら、読んでみて下さい。

松井計 / ホームレス失格 (幻冬舎)

やくざな作家の家庭のやや理不尽な崩壊を描いている。同時に読んでいたカフカ『城』と相俟って異様な気分になった。どちらもこの世に満ちる不条理を書いているのだが、こういったとき、読みやすさやリアルなコンテクストという点においては松井のものは結構…

アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険@NTTインターコミュニケーション・センター

nao(id:c_1401na75)さんにお誘いを受けて、初台のICCへ。ちなみにICC初体験。池田亮司の無音室の聴覚体験コーナーが刺激的だと、サタデーイブニングポスト(http://www.geocities.jp/utubotique/sep.html)の紘良くんに聞いていたので、興味津々だった。「…

日本語のふぉーくとろっく@下北沢mona records

下北沢はmona recordsで川村恭子さん企画のイベント「日本語のふぉーくとろっく」。 一番手はまちかどゆうえん(http://machikadoyu-en.ddo.jp/)。珈琲屋でアルバイトしながら歌う。大滝詠一でひとりはっぴいえんどな塩梅。まだ若手なのだろうが、カバー曲…

宮崎駿監督 / ルパン三世 カリオストロの城

DVDで、宮崎駿監督『ルパン三世 カリオストロの城』を観た。ルブランのルパンシリーズをお読みになった方はご存知だと思うが『カリオストロ伯爵夫人』という話があって、それをいちおう参考にしているらしい。原作を読んだのが中学生になるかならないかのこ…

ごぶさたしました。

1週間ぶりに帰ってまいりました。

感想

端的に言うと最近のわたしは花粉のせいで、体調が変調しており、躁的傾向にある。また、旅行に行くということが、身体に興奮を与えて、さらに理性を超える感じでうきうきした。しかも気心知れた(とある程度考えられる)友人たちとの旅である。長野について…

旅程

7:30 起床 8:40 朝食後、巡浴開始。途中遊技場で卓球をする。最後の結願(けちがん)湯では蒸し風呂にも入る 11:20 宿をチェックアウトし、東京方面へ向けて出発。車中で、小生はアマチュアラッパーとしてデビュー。ユニゾンりんご団が再結成され、椎名林檎1…

交通の経緯

参加メンバーのうち、企画発案者の170(id:oniyome)氏およびその友人chippy氏は、北陸方面から自動車で長野まで。マコト(id:mktz128)氏は、東京から長野新幹線で。わたしは埼玉の自宅から、新宿に出て、激安のスキーバスに乗ることにした。片道2700円。な…

山本直樹.com運営団体「島医者」親睦会 「アナログ温泉」(弐) 第二日(最終日)

旅程

5:00 起床 7:40 マサオ氏と新宿は京王プラザホテル近く高架下バス乗り場で偶然合流 8:20 定刻より20分以上遅れて(!)バスが新宿を出発(予定到着時刻 11:40)。車中で、山本尚樹「世界を駆ける紀州の力」(http://d.hatena.ne.jp/masao1980/20050302#p1、部…

参加者

参加メンバーを紹介しておこう。企画発案者の170(id:oniyome)氏以下、chippy氏、マコト(id:mktz128)氏、マサオ(id:masao1980)氏、小生の5名である。なお、chippy氏は170氏のバンド仲間であり、とくべつに山本直樹ファンというわけではないので、事前に170…

山本直樹.com運営団体「島医者」親睦会 「アナログ温泉」(弐) 第一日

山本直樹.com(http://www.yamamotonaoki.com/)の運営団体(ファン有志)「島医者」のメンバーで、温泉へ行こうという話が出て、信州は渋温泉(在下高井郡山ノ内町)に行ってきた。「アナログ温泉」と銘打たれたこの温泉行は、事実上第2回目ということになる…

recentiTuneshitchart_050311

最近家にいるときは、iTunesを使ってPCで音楽を聴くことが多いのですが(故障したコンポは放置しっぱなし)、いったい今月に入ってどんな曲をどのくらい聴いているのか気になって調べてみました。 1. Bill Evans / 'Round Midnight (20回) 2. ピチカート・…

ウェブ読書会 再開予定のお知らせ

『もてない男』を自室より発見したため、ちかぢか「その5」より、更新再開いたします。 過去の記事 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050116#p1(ウェブ読書会:第1回:その1) http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050117#p1(ウェブ読書会:第1回:その2) http:/…

あいまいなわたしの本棚

みなさんは、月にどのくらい本を読まれているのだろうか。マンガについてはどうだろう。そして、そのうちどのくらいがご自分で買われたものだろうか。ほとんど買ったものだ、ほしいものは、自分の給金から支払うんだ、という方もいらっしゃるだろう。いろい…

ポール・オースター / シティ・オヴ・グラス (山本 楡美子、郷原宏訳、角川書店)

まずはタイトル、どうにかならなかったのか。素直に「ガラスの街」と訳せば良いと思うのだが、片仮名で書く必然性はないだろう。ただこの作品は1989年に出版されているので・・・まだ当時の日本にちょっとバブリーでアーベインでなんとなくクリスタルな気分…

クローズアップ現代 「ブンガクに異変アリ!?(笑)〜台頭する若手作家たち〜」 (総合テレビ・午後7時半〜)

TV

司会の国谷裕子(http://www.nhk.or.jp/gendai/caster.html)が迎えるゲストは高橋源一郎(http://www.plays.jp/diary/gen1rou/index.html)。 携帯メールやインターネットの普及で未だかつてない数の人間が毎日文章を書くようになった。それはとくに若者に…

ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)、オレグ・マイゼンバーグ(ピアノ)演奏 / エネスコ:ヴァイオリンとピアノのための作品 ほか

CD

演目は四つあるので、少しづつ感想を書いてみよう。 ジョルジュ・エネスコ(ルーマニア、1881-1955) 「幼き頃の印象 作品28 -ヴァイオリンとピアノのための」 印象派の影響があるけれども、ヴァイオリンとピアノがうんぎゃーと悲鳴をあげておりまする。アブ…

聞き手:森まゆみ / 風々院風々風々居士―山田風太郎に聞く (筑摩書房)

山田の作品執筆にまつわる逸話や登場人物についての雑談が中心。風太郎ファンには頷くところ多数だろうし、彼の作品を読んでいなくても、その飄々とした人柄が伝わってくる。 三つほど別の機会に収録したインタビューがまとめられているが、一部内容に重複が…

対談3:平田オリザ(劇作家)×福原義春(株式会社資生堂名誉会長)

平田の主張:企業社会は激しく変化している。女性の上司、外国人の上司、年下の上司などといういまだかつてない存在が現れ、新たな人間関係が生まれつつある現在、たとえば、女性の上司が男性の部下に命令するようなことばがいまの日本語には、適切な表現と…

対談2:多和田葉子(作家)×伊藤比呂美(詩人)

多和田の主張:「日本語はすばらしい」という言説が最近人気のようだが、日本語について自信をなくしたほうがずっとよい。なぜなら、自分が話すことばに自信をもてないとき、ひとはことばに対して真剣に向き合うからだ。わたしは、日本語が聞こえない異国で…

対談1:美輪明宏(俳優)×島田雅彦(作家)

美輪の主張:若者の言葉遣いが乱れている。若者でなくても乱れている者はいる。i音がe音に変化して発音されるのは、口がだらしなく緩んでいる証拠だ。背筋のまっすぐした美しいことばを使うべきである。ことばには魂があるのだから。 島田の主張:言葉を洋服…

ETV特集 「あなたの日本語磨いていますか」 (教育テレビ・午後10時〜)

TV

わりとおもしろい内容だったので、おぼつかないが、記憶に頼って要約を載せてみようと思う。森田美由紀アナウンサーの真摯な進行を挟み、3つの対談で構成されていた。

ウェブ読書会の今後について

小谷野敦『もてない男―恋愛論を超えて』(1998年、ちくま新書)が第1回の課題図書でした。報知し過ぎ、もとい、放置し過ぎでなんとかせねば、と思って先ほど本を探したのですが、なぜか部屋の何処にも見当たらないという・・・。これは何なのでしょうか。神…

フリッツ・ラング監督 / メトロポリス

サイレントの傑作だそうです。シアトリカルで雰囲気はいいと思ったけど、映画の完成度はどうなのか。半分以上寝ながら見てました。音楽がまた眠気を誘う、ジャズピアノで、もう。