2009-02-05から1日間の記事一覧
本邦の報道業界の健全さを損なっている記者クラブを批判する一冊。日本独特のモラルコミュニティである「世間」がマスコミでは根強く残っていることがよく分かる。記者クラブの功罪についてもう少しバランス良く紹介すべきだろう。罪についてはやや冗長で、…
政治にまつわる事柄の説明だけではなく“共和党的なるもの”“民主党的なるもの”を米国の文化から掬い出し、分析と紹介を試みているので学生や社会人にも親しみやすいだろう。特に第5章の政策論は説得力があり読み応えあり。第6章は事情通の楽観論の趣。
良くできてる。映画だから多少主人公たちが協力的で、それもまたご愛嬌。
ハードボイルドのベタな設定として登場人物にはみな“過去”があり、それを隠して都会に集まり、群像っぽくあったりなかったりする、だいたいちんまりとした煤けて不器用な芝居をするのさ。主要登場人物のうち誰か一人か二人が死んだらそれを契機に残されたメ…