小熊英二 / 市民と武装 (ISBN:4766411005 慶應義塾大学出版会)



「米国」の求める「イノセンス」を照らし出す試み。筆者の興味がすでに米国にはないのでデータは古い。
文章も多少切れ味が鈍るが、どちらにせよ、小熊ファンはどうぞ。
米国では民族的マイノリティが一定の社会的地位を獲得するために、模範となる合衆国市民であろうとして
ナショナリズムに、そして戦争に吸収されてしまうという論は興味深かった。