2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アンソニー・マン監督 / グレン・ミラー物語

バンド・リーダー、編曲家として戦中に活躍したグレン・ミラーの伝記的映画。グレンの妻のヘレンが着ている衣装がどれも素敵だった。そつのないでき。

深作欣二監督 / 上海バンスキング

戦中の上海を舞台に、風間杜夫と宇崎竜童が享楽的なジャズメンを演じる。突っ込みどころ満載の映画だが、人生の哀しみを背景にジャズの朗らかなリズムが溢れてなかなか良い塩梅。風間が阿片でトリップして廃人になってしまうくだりが悪夢的なイメージの連な…

黒木和雄監督 / 父と暮らせば

1948年の広島が舞台。宮沢りえのお尻などがかわいい映画。映像が美しいが、観ていると眠くなる。セリフが多く、まるでラジオドラマのようだ。えっと...観ながら寝てしまったのでどういうストーリーか覚えてません。原爆文学っぽかったなーという感じ。

八谷和彦「OpenSky 2.0」展@初台NTTインターコミュニケーションセンタ

八谷和彦の自作飛行機は『風の谷のナウシカ』に登場するメーヴェをモデルに制作され、ゴム動力で稼働するが、ゆくゆくはジェットエンジンを搭載するらしい。公開イベントでは宮崎貴士と八谷のオタクトークを堪能できた。京浜兄弟社まわりの人脈と八谷の交流…

宮崎貴士バンド@初台NTTインターコミュニケーションセンタ

アルバム『少太陽』と『ASTAIRE』からいろいろと10曲くらいあったかな。名曲「正しい数の数え方」では田中亜矢とデュエット。これはたまらんかった。田中亜矢は良い声だ。すきすなぁすきすよぉ。このデュエットバージョンだったらNHK「みんなのうた」で流れ…

sim feat.佳村萌@渋谷公園通りクラシックス

仕事帰りに行ったら、前半は半分くらい寝てしまった。後半はゲストの佳村萌が加わった。ニューウェーブ〜音響を経由したブリジット・フォンテーヌ『ラジオのように』をふっくら炊き上げた感じだなあ、とうとうとしながら思った。とても混んでいてびっくりし…

映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第9回講義@京橋・映画美学校

講師:大谷能生、岸野雄一 ♪Bing Crosby / Mr.Parade (composed by Irvin バーリン/一発録り編集無し) 演奏時間2分50秒。40年代半ばの録音。ビングは「ホワイト・クリスマス」で知られる代表的クルーナー歌手。 マイクロフォンの精度向上に伴って、微妙な歌…

高橋源一郎 / ぼくがしまうま語をしゃべった頃 (新潮文庫) (新潮文庫)

村上ポンタ修一 / 自暴自伝 (文春文庫PLUS) (文春文庫PLUS)

斉藤美奈子 / 読者は踊る (文春文庫)

読了。

田中康夫 / なんとなく、クリスタル (新潮文庫)

大槻ケンヂ / 行きそで行かないとこへ行こう (新潮文庫)

読了。

速水健朗 / タイアップの歌謡史 (洋泉社新書y)

力作だと思うけど(良く調べてある)、非常に誤字が多い。ほんとに多い!突貫作業で校正にほとんど時間をかけていないんではないだろうか。新書のデスクトップ校正は、このご時世だから、洋泉社本体ではなくて十中八九外注だろう。的確な校正は、作者だけにそ…

ユリイカ 2007年2月号 特集:戦後日本のジャズ文化 (青土社)

エバンス・チャン監督 / アート・オブ・トイ・ピアノ 〜マーガレット・レン・タンの世界@渋谷アップリンク

シンガポール出身の前衛ピアニスト、マーガレットのピアニズムを、彼女のインタビューや演奏映像、作曲家のジョン・ケージやジョージ・クラムとの交流を通じて描く。たいへん面白かったが、映写室がとても暗くて途中で5分くらい眠ってしまった。

小谷野敦 / 新編 軟弱者の言い分(ちくま文庫)

単行本で2回読んでいるので、読むのはこれが3回目。といっても、単行本とは内容はだいぶ違う。新編は言葉だけでなく、かなり文章が入れ替えられているようだ。「私の新しいディーヴァ・藍川由美」の項で、古関裕而について評価しているのが目に留まった。古…

小谷野敦 / 評論家入門 (平凡社新書)

再読。特に前半は、評論の読み方、日本の評論史について、また評論がどのように定義されるかということについて具に書かれている。本書で一番重要な点は、評論家になる/なろうとするなんて容易なことではない、固い意志がない限りやめたほうが良いということ…