2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧
日光月光菩薩は共に見応えありました。ライティングも会場のレイアウトも工夫されていて、いろいろな角度、高さからなるべく自由に眺めることができるようにしてありました。仏像好きじゃない方もぜひ。面白いから。ていうかね、両菩薩、共に背中がお母さん…
『新世紀エヴァンゲリオン』の音楽(鷺巣詩郎)のネタ元のようなリズムフィギュアがあった。
充実したセックスがもたらす、時間が心地よくよどむ感覚を緻密かつリアルに描いている表題作であると同時に、この作品のテーマは、時間に尽きるのだろう。時間があることによってもたらされる、物事の推移、人間のからだの動き(きびすを返す、肩で風を切るe…
たいへんによい本である。特に宗教と歴史について分かりやすく詳しく述べてあるから、17歳といわず27歳も37歳も47歳も読むといいのではないか。日本史や世界史や宗教の興味深さや豊かさというのは17歳の頃にはなかなかわからない。どうしても試験ばかりかん…
梅田氏が功利的かつ楽観的なウェブ人間論を打つのにたいして、平野氏はあくまでも言葉の視点から、文学的にウェブ人間論を打つ。このお互いの立場の違いが分かりやすくなっているのが本書の美点だ。むろん共通する意見があったりもするので、学生―中学、高校…
午後7時からの回を観た。2時間と少しのそれはスペクタキュラでたいへん面白かった。ストロングで、しかしユーモアがあり、退廃と実験と温故知新を合わせもっていた。菊地ファンの観点からは、催しのコンテクストとして音楽監督に採用された彼の成功があり、…
講師:小田晶房、岸野雄一
全般的に晦渋な対談集で読むのに骨が折れた。日野啓三のことばのひらめき、高橋源一郎の的確なつっこみ、そして大江健三郎のことばのえらび。横尾忠則との対談は美術にたずさわれひとのためになりそうだ。菅野昭正との対談が観念的で、読んで疲労した印象が…
国家権力の正当性/正統性は、その暴力によって担保されているという、原理的なしくみは暴力団も国家も変わらない、という言明が萱野の著書では繰り返し繰り返し述べられる。仕事のある日に帰宅したあと、寝床で少しずつ読んだので、内容をあまり覚えていない…
たぶん編集者がインタビューしてまとめたゲラに本人が大きく手を入れている。面白さは彼がキリンビール宣伝部で培ったマーケティング的センス(作家としてのしりあがり寿の客体化)と哲学的主題の拮抗というか、表現そのものへの高い問題意識がやわらかく語ら…
ブログ記事コンパイル本なので、ささっと読みました。面白かったけど、内容はすっかり忘れてます。