11月を期に8月をふりかえる。

2018年も11月になってしまった。ことしはあと2ヶ月で終わる。暦など便宜的なものに過ぎない。それは38年も生きているのでさすがに分かっている。が、しかし、その便宜に詩情が宿ったりするので、人生は厄介である。そして、その厄介な人生とは主にぼくの人生のことである。周りにもそれが難儀そうな人はむろんいるが…。

 

ほんの30分ほど前までまだ10月だったので、10月の振り返りをしようかと一瞬思ったのだが、振り返るほどのことは何もない…。いや、無いわけではないか、と思いつつEvernoteを開いてことしの(基本)一行日記を眺めていたのだが、9月以降まったく記入していない!!ぼくはよくTwitterでツイートしているので、それが自動的にマージされるサイト;Twilogを見返せばだいたい何をやっていたかは分かるのだ。だから、Evernoteで日記をつける必要もないような気がする。けれど、大量のツイートの中からじぶんがその日何をやっていたか振り返るのは手間ではあるが嫌いではない作業だ。

8月のEvernote日記が最新の日記なのでそれでも貼りつけてみる。いちぶプライバシーに配慮して人名をイニシャル表記にしたが、それ以外はほとんどすべてツイートを元にして、Evernoteに記したままである。では、どうぞお読みください。

 

8/1   顔面の左半分が凝っている。目の脇や頰から触ってゆくと分かるのだが、頭部までその凝りが続いている。こういう凝り方はとてもめずらしい…。 山田晶アウグスティヌス講話』を読む。
8/2 妻が役所に離婚届を提出し、離婚が成立した。
8/3 夜、雷雨。
8/4  品川へ行くつもりが寝過ごした。外はめっちゃ暑い。
8/5 午後7時からradikoで村上ラジオ(TOKYO-FM)を聴く。
8/6 品川へ通院。
8/7 立秋。雨。夜はdommuneでイノヤマランドのライブを鑑賞。
8/8  雨は止んで、セミが鳴いていた。 一日中、頭が重く、眠たく、だるく、何も考えられず。
8/9 夜、 ミートボールさんとのコラボキャス。
8/10  久しぶりに、積ん読にしていたレーヴィットヘーゲルからニーチェへ』下巻を読む。
8/11  4時過ぎから思い立ってTHE END of EVANGELION を久しぶりに観返した。 曇りだから、午後の気温の上昇が無く、やや風もあるため、快適ではないが、だいぶ良い。
ぼくは思う。神学や哲学、思想といったものに惹かれる人には、思春期的な態度や精神が付き物ではないかと。なぜなら彼らはつねに何かを知る途中にあって、すべてを知っていないからだ。つまり永遠に完成しないことを求め生きているのだ。 これはつまり社会通念的な"成熟"を拒否する生き方を導くことにつながる。ヴェイユが25歳になっても自分の中に思春期的な未成熟さを感じていたことは、ぼくは体質的につかめる気がする。成熟したと確信すれば人はその地点から、何か知ろうとすることをやめるだろう。学ぶためには未成熟さが必要なのだ。
8/12 『はしれ ちいさい きかんしゃ』(絵本)をHに読み聞かせ。
8/13  雷鳴、そして、雨。
8/14  早朝から新劇エヴァを観てた。あ、ヱヴァか。とりあえず、序と破を観た。Monty Alexanderの『My America』というアルバムを聴いた。選曲がけっこうベタなんだが、演奏は素晴らしくとても気に入った。
8/15  早朝から、エヴァQ観直してた。お昼はそうめんと天ぷら。
8/16  平成時代って全く平らかで無かったよな…と思うきょうこの頃。名前負けしたのかな。年号負けというか…w
8/17  湿度が低くて気持ち良い。 本当に素晴らしい。一年中今日のようであってほしい。
8/18  朝、床屋へ行く。AmazonマーケットプレイスでDiogenes Allenの『Three Outsiders: Pascal, Kierkegaard and Simone Weil』を買った。夜、Oさんの結婚祝いで中野へ行く。新所沢の駅前で花束をあつらえる。
8/19  哲学に足を踏み入れている人は異邦人だなぁと思う。
8/20 初台でアルバイト。
8/21  完全にうたた寝してた。しかも1時間以上…!!
8/22 またうたた寝していた。気持ちよ過ぎてクセになりそう。。。
8/23  またTwitterのUI変わった。お昼は新所沢の喫茶店で、久しぶりにゆで卵を食べた。
8/24 狭山市駅タリーズで『ヘーゲルからニーチェへ』の下巻を読了。
8/25  窓を開けて掃除。ハエが入ってきた。 お昼に食べたカップ麺にネギがたくさん入っていて嬉しかった。
8/26 記憶が無い。
8/27 ふて寝していたらしい。
8/28 25日に放送された菊地成孔の粋な夜電波(TBSラジオ)をradikoで聴く。ジャズアティチュード第3回だった。
8/29  谷徹さんの「時間の深淵への問い」(『岩波講座現代思想6 現象学運動』所収、1993年)や、 アラン『プラトンに関する十一章』を読む。
8/30 早朝、古楽の楽しみ(NHK-FM)を聴く。クラブサン特集だった。
8/31  コンビニへ行ったんだが、財布を忘れているのに途中で気づいて焦った。PASMOを持っていたのでそれで払ったけど。
 
こんな感じである。8月はとても意欲の低い1ヶ月だった記憶があるのだが、こうやって1ヶ月振り返ってみると、それなりに楽しそうな、どこかのんびりとしたムードが漂ってきますな。11月はきちんと毎日日記をつけることにしようかな、などと一瞬だけ思う。まあつけなくても、12月にぜんぶまとめることになるから良いのだけれど。では、今月もよろしくおねがいします♪