4月に読んだ本(読書メーター「まとめ」機能による)


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2010年4月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4936ページ


■中世・ルネサンスの音楽 (講談社学術文庫)
古楽に興味があるひとは必読。音盤を漁るガイドブックとしても役立つ。ポリフォニーがモノフォニーより高尚と見なされていたとか、カルヴァン派がその禁欲主義から音楽に否定的だとか、面白いエピソードも満載している。
読了日:04月30日 著者:皆川 達夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5939867


ジャガーになった男 (集英社文庫)
読了日:04月28日 著者:佐藤 賢一
http://book.akahoshitakuya.com/b/4087487121


のだめカンタービレ(24) (KC KISS)
コマ割り大きめだな〜。いつまで続くんだ…。
読了日:04月28日 著者:二ノ宮 知子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5887169


男おいどん 1 (マガジンKC)
下宿館のおばあちゃんに惚れた
読了日:04月25日 著者:松本 零士
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5859341


■淫教のメシア・文鮮明伝 (1980年)
統一協会創始者文鮮明の俗物性と説明しがたいカリスマ性を、朝鮮語文献を駆使して解説する力作。血分けの儀式や乱交的な何かはカルトにはありがちなものだが、週刊誌的な扇情主義の文体が混在している点が惜しまれる。発表当時(1980年)の話題性と、商業的野心が入り混じった結果だろうか。
読了日:04月23日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5830466


■死刑の基準―「永山裁判」が遺したもの
光市母子殺人事件を通して、日本の死刑の在り方について真摯に問うていくうちに永山事件に辿り着いた筆者が、丁寧かつ根気よく取材している姿勢が好ましい。
読了日:04月21日 著者:堀川 惠子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5813318


■ペルソナ―三島由紀夫伝 (文春文庫)
三島由紀夫を不出来な役人の成れの果てとしてとらえ、その父、祖父の生き様から彼の個人的な死までを丹念に辿り、近代日本の政治と官僚機構の問題点をあらわにする。その動機は文藝を通して美とは何かを問えない(問うても応えない)時代に生まれた三島の愚直さへの哀悼に基づくものと言えそうだ。著者の文学と政治についてのアンビバレントな感覚と綿密な取材に裏打ちされた良作である。
読了日:04月19日 著者:猪瀬 直樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5794883


パーマン 6 (藤子・F・不二雄大全集)
いやあ、カラー素晴らしい!ホントに。画を見ているだけで楽しい気持ちにさせる一冊。
読了日:04月18日 著者:藤子・F・不二雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5784086


■渦 (新潮文庫)
読了日:04月18日 著者:松本 清張
http://book.akahoshitakuya.com/b/4101109443


■MUD MEN 最終版 (光文社コミック叢書SIGNAL)
神話的なるものを漫画を通して再構築する試み。それにしても古事記してるなあと読みながら感じた。宮崎駿の『もののけ姫』のモチーフは本作からの引用なのだね。話型がクリソツになるのは神話を志向しているからだろうか。
読了日:04月18日 著者:諸星 大二郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5771659


ヒトラーの贋札 悪魔の工房
スロバキア人の著者によるホロコーストナチスドイツの紙幣偽造作戦についての詳細なドキュメント。プロパガンダ用の偽造切手の製作模様も興味深く読んだ。
読了日:04月17日 著者:アドルフ・ブルガー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5765603


アドルフ・ヒトラー 1 (集英社文庫)
読了日:04月16日 著者:ジョン トーランド,ジョン・トーランド,永井 淳
http://book.akahoshitakuya.com/b/4087601803


■マンガ家田中K一がゆく!
読了日:04月12日 著者:田中 圭一
http://book.akahoshitakuya.com/b/4048543539


センセイの鞄 2 (アクションコミックス)
二巻で完結ってとこが簡潔で良いよね。
読了日:04月04日 著者:画・谷口 ジロー 作・川上 弘美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5611785


海の王子 2 (藤子・F・不二雄大全集)
この作品を読んでまず考えたことは、「当然テラさん(寺田ヒロオ)はこれ読んでいただろうけど、どう思っただろう?」ということ。わりと苦々しく感じていたのではないかとわたしは思う。『海の王子』の発表は1959年から1961年にかけてだが、この時代青年層向けの貸本劇画が流行している。藤子両先生も当然この影響を受けていただろう。だからか、わりと大ゴマを重ねた刺激的な描写が多い。両先生の若さもそれに加勢しているはずに違いない。
読了日:04月04日 著者:藤子・F・不二雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5611708


■稗田のモノ語り 魔障ヶ岳 妖怪ハンター (KCデラックス)
読了日:04月03日 著者:諸星 大二郎
http://book.akahoshitakuya.com/b/4063720608


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