アンドリュー・ソート監督 / ロックンロールの歴史 7巻:ギター・ヒーローたち



ジミヘン、オールマンブラザーズバンド、ザ・フーなどの演奏が聴けて楽しかった。ピート・タウンゼントは言う。


「俺のギターを弾きながら腕を回転させるパフォーマンスは、キース・リチャーズのコピーなんだぜ。ストーンズのギグに行ったら、彼が腕を回してギターを弾いていて、クールだな、と思って真似したんだ。その後フーが売れてきて、キースに会う機会があったんだが、彼に「俺のギター弾く時のパフォーマンスは、あんたのコピーなんだけど、気にしてるかい!?」と訊いたら、鳩が豆鉄砲食らったような顔をしてたよ。自分がそんなプレイをしたなんてすっかり忘れてたんだろうな。ま、それから後は思う存分振り回したよ(笑)」。


ファンには良く知られた話なのかもしれないが、意外なエピソードだった。最後の方に、レス・ポールが出てきて、生演奏をしている映像を観ることができてそれも楽しかった。11年前の映像だったが、彼は今も現役で演奏を続けているのだろうか。