2003-10-01から1ヶ月間の記事一覧

アルフレッド・ヒッチコック / サイコ

ヒッチコックのオープニングの洒脱な感覚は、やっぱり英国仕込みなんでしょうか。 「めまい」のオープニングとか、今観てもいいよねー。音楽もいいしねー。 ちなみにpsycho(psychopath)ってのは、「精神病質者」ってことみたいですね。 昔の辞書で、「性格異…

川村湊 / 日本の異端文学(集英社新書)

発熱しながら、主に布団の中で読んだり閉じたりしてました。中里介山『大菩薩峠』に一章裂いてあったのが、印象的。 橘外男と日影丈吉の満州/台湾体験についてのエピソードは刺激的でした。ブルブル!

川西政明 / 文士と姦通(集英社新書)

作家が近代的性欲(笑)に苦しんだエピソード満載。創作と恋愛の関係など。 覚えているのが、島崎藤村が姪を孕ませてしまったとか、芥川龍之介は巨根だったけれど まじめすぎて、性欲を解放できなくて神経衰弱に陥ったとか。そんな話。 近代の偉大な文人って…

小谷野敦 / 退屈論(弘文堂)

これを読み始めた頃は、まだ元気でした。小谷野氏の著作は読みやすい上に、 縦横無尽感があっていいなあ。なんか、読んでると気持ちよくなるんだよね。

顔面=レフ板男の夢

最近の読了本。風邪の経過と併せて時系列順に銅像。

デュオ二ソス的とアポロン的

むつかし目の本を読んでいると、よく出てくるフレーズ。なので、なんのことやら、と思って調べてみた。 この記事おもしろい。参考にしました。ギリシア神話なんだね。 ・デュオニソス・・・バッカス。ゼウスが人間の女に孕ませた子供であり、性格は享楽的。 …

山形浩生 / リュイン『アイアンマウンテン報告』訳者解説

紙のほうは、復刊投票しているようだ。 ウェブであれば、pdfで読める。訳者すばらしい。 しかしやはり、紙で読みたいなあ、と思ってしまう。KANJI。

山形浩生 / 『「知」の欺瞞』ローカル戦:浅田彰のクラインの壺をめぐって(というか、浅田式にはめぐらないのだ)

ちなみにソーカル/ブリクモン『「知」の欺瞞』は、読めませんでした。卒論書き始めたら、それだけでいっぱいいっぱいでした。 しょうがないので、図書館に返却するまで、枕代わりに使った(なかなか厚い本です)。『構造と力』を読んだ気分になれます、この…

デュオ二粗相す(いやん)

卒論再開的。現在下雨、洗濯物濡濡的!

発汗発汗また発汗

朝飛び起きたら寝汗と共に時計は午前7時丁度を指していた。ので、いそいでご飯を食べて、 駅まで走る。昨日の晩も寝汗で何度か起きたので、夜中ひとり布団で目覚めるあの気だるい 感じを後頭部に残しながら、走る。走ったら、気持ち悪くなったが、出社時間に…

アンニュイ・ウツボティーク

久々に風邪を引いてしまい、「油断大敵だったか。しかし、油断大敵ってのはなんだろうな。 あれか。昔、殿様が兵糧攻めに合ったときに、思わず口走ったんだろう。油がなければ 火もともせぬ、みたいなー。内憂外患みたいなーKANJI?」などと熱っぽく(熱があ…

11月3日 文化鍋@西麻布 参加者募集中

鍋のおいしい季節が近づいてきたか、と思いますので、鍋をやることにしました。 場所は、JR渋谷駅を最寄にする、西麻布の瀟洒な一角、山下スキル邸です。 ミラーボールに煽られながら、つみれをひとくちかじってみませんか。 あなたの、ご参加をお待ちしてい…

山下スキルさんの企画:FAVORITE THINGS

とてもおもしろい企画だと思ったので、即座に参加させて頂きました。ごらんアレー。 みなさんも、風邪、気をつけてくださいへクシオン!

Catcher In The Cold

風邪引きました。のど痛いー。熱が上がっているようです。 リキッドルームで、もらったのか:-) 久々の風邪です。寒い〜。

2003/10/08 DCPRG@新宿リキッドルーム

行ってきました。 感想。 ・あんまりセカンドシーズンじゃなかった(mirror balls不要) ・ゴセッキー、がんばれ(stayin' aliveソロ) ・新しい客が増えたな。フジロック効果?(たぶん、そうだろう、と) ・菊地さんの喋りをもっと聞きたかった ・新譜でも…

クチュリエールのエクリチュール

バーナード・ショウが1916年に書いた『ピグマリオン』という作品を、アラン・ジェイ・ラーナーと いうひとが、アダプトして、『マイ・フェア・レディ』という映画が撮られた。主演はオードリー・ ヘップバーン。封切りは1964年のことである。これは、もとも…

養老孟司 / 都市主義の限界(中公叢書)

『唯脳論』の内容を、現実の具体的なできごとに当てはめて語っているので、読みやすい。

みうらじゅん 伊集院光 / D.T. (メディアファクトリー)

童貞精神(D.T.)について熱く語っている哀愁溢れる一冊。笑える。

養老孟司 / からだの見方(ちくま文庫)

内田春菊の解説がすばらしくよい。解説だけでも読む価値アリ。

諸富祥彦 / 生きていくことの意味(PHP新書)

現象学と、因果論についての説明が分かりやすく、よい。

小谷野敦 / バカのための読書術(ちくま新書)

めっぽうおもしろい。呉智英批判も愛があってよい。

ミルトン・ナシメント / Geraes

CD

センチメンタル一歩手前でくねくね変わっていくメロディーラインに、しびれます。 以下、最近の読了本。

へヴィー・メタル・ホーンズ / Horns In The House

CD

あーんまり、おもしろくなかった。

ドレミノテレビ(NHK教育)

TV

久しぶりに見たけど、やっぱりすばらしくおもしろい。 きょうのテーマは「うたう」。ゲスト、真言宗豊山派仏教青年会。 「ドレミミズンド」はよい曲です。 最近聴いたCD。

音楽の恩恵

この7,8ヶ月、ポータブルCDプレイヤーが壊れたままで、日常、移動中には 音楽を聴くこともなくなり、電車に乗れば本を読みという感じだったけれども なんか、それがわりと功を奏した感じで、悪くないな、と思った。というのも なんだか、音楽に対する集中度…

DCPRG『構造と力』感想

やっとDCPRG『構造と力』を手に入れて、聴くことができた。力強く、ヘルシーで、知的な雰囲気 漂う良いアルバムだと思う。評価の高い「構造5」は、ファンキーが収録曲のどれよりも分かりやすく 提示された楽曲で、やはりぼくもとても好きだ。しかし、『アイ…

イリュミナシオン

ヒサヴリ(若者ことば)の講義で会った、知的な風貌をした、ほとんど話をしたことのない 男子学生(同学部同学科同級)と暇だったので、なんとなく話をしたら、彼の卒業論文のテーマが チョムスキーだったらしく。「うひょー。すごいですねー」「なんか、よ…

菊地成孔『スペインの宇宙食』(小学館)

主にかつての公式サイト「SWIM」で書かれたテクストが書籍になるということで、固有名詞や、文体が 細かく変わってるような。自分が気に入って保存していたものがかなりの割合で収録されていて、うれしかったです。 書籍の一覧性ってのは、やっぱり捨てられ…

黒田硫黄『映画に毛が三本』(講談社)

硫黄の初映画本。かつての恩師による奇人黒田エピソードも読ませます(巻末参照)。 淀川さんの映画に対する語り口がすばらしくおもしろいように、黒田の視点を読む本です。

高橋徹也 / 夜に生きるもの

CD

昔、下北沢でライブを観たことがあります。菊地成孔参加。歌謡な曲とファンクを4:6くらいでやってる感じ。 ボーカルが大きいミックスのせいか、清水一登のバスクラリネットはよく聞こえません。