2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧
SFを地球環境問題にからめて、そこにズッコケ三人組が登場してくる話。実にほのぼのしますな。
自然災害物ってズッコケでは他になかったと思うのですが、いつも物語の中で親しんでいるミドリ市が自然の力でメチャクチャになっていくのはなんとも奇妙な気持ちであり、しかしまた作者にしてみては今まで作ってきたものを壊していくおもしろさがあるのかも…
ISBN:4591032299:image 今からおよそ13年前に、20年後を想定して書かれた未来。このレトロフューチャーともいえないような、なんとも微妙な児童文学的未来観がたまりません。しかも落ちが凄いなあ。一種のSFといえるかも(平行宇宙物?)。
『COBS』(毎日コミュニケーションズ)というフリーペーパー(若い社会人向けの情報誌)がありまして、それが先日(といっても2週間くらい前)送られてきたのですが、その中に菊地成孔へのインタビュー記事(3ページ)があったので、一部抜いてみます。 菊地…
第1回目の更新です。まずは、石井さんのノンジャンルベスト5をアップ。投稿の要領はこちら(http://d.hatena.ne.jp/utubo/20051201#p1)をご覧下さい。
ヤング(若者)にたいして、いかに年をとると楽になるか、「オヤジ」が魅力的かということを説いている1冊。文章は祖父江氏によるものでしょうか。とてもユーモアに溢れていて、つまらない教訓論になっていないし、ひじょうに平易で、ねばねばした文体がリア…
理論社ウェブサイト(http://www.rironsha.co.jp/)の企画「人間科学なんでも質問箱」での養老氏と子供たち(大人含む)とのやりとりを集めているのですが、『唯脳論』を読む前にこれを読むと良いと思いました。子供相手に本気で怒る養老先生...。素敵過ぎま…
著者の山本氏は白川静先生の弟子にあたるようです。漢字が元来持っていた呪術性について、そして、古代シナ人たちの文化や風俗について、きわめて丁寧にことばが運ばれています。 が、しかし、漢字について現代人がわかっていること、これからわかりえること…
ジャズ喫茶についてはずいぶん辛辣に書かれていましたが、まったくジャズ喫茶幻想が無い者としては「そんなものかしらん」という塩梅。 五木寛之、大江健三郎、石原慎太郎、倉橋由美子らのジャズに対する言及を読み解くあたりおもしろかったけれど、文藝評論…
ひじょうに感動した。 キクペペは、今年に入ってすでに恵比寿、代官山、横浜で3回観ている。今回は全体的にテンポ遅めのアレンジで、各奏者の手数が多かった。ホールの音響は今までのハコに比べてかなりヌケが良く、わたしの席からはダブルベースの低音が多…
ボーカルと、演奏のミスマッチングに尽きる。ボーナストラックで演奏しているシュガ−・ベイブの再演はすばらしく、それとのギャップが甚だしい。プロデュースは小林武史。
サウンドはグルーヴィーでファンキーでJ-POPでもあって、良く出来ている。声が好みで無い。残念。
ニューウェイビーな音づくりでごんす。まだきちんと聴いていないでごんす。
実はジャケ買い(自分にとってはひじょうに珍しい)。よいです。
ことしニューアルバム『Be』をリリースした、最近人気のヒップホッパーの作品。おもしろい音作りをしています。
かわいい女の子はわがまま言っても得をする・・・というテーゼに基づいた映画ではないんでしょうが、いや〜、かわいくて小生意気なロッタ中心に世界が回っているのです。リンドグレーンの原作ってこんな感じだったか忘れました。 スウェーデン語の映画は初めて…
こどものため・・・では済まないような、総ルビ仕様がふしぎな1冊。薬物中毒の経験がなければ、ドラッグに対して良くも悪くも中立的な温度では筆を運べないだろうとしみじみ感じながら読んでいたら、著者はやっぱり元ジャンキー。納得です。
ISBN:4093723117:image 橋本治の文章は、座り心地の良い特急列車のような印象を、しばしばわたしに与える。「貧乏は正しい!」シリーズは7,8年前にも読んでいるのだけれど、古びていないなあ。
商業ポスターや、政治スローガンの書かれたポスターなどが50点くらいあった(地階が充実)。'20〜'40年代の作品がモダンで素敵。バウハウスに影響されたスイス・スタイルや、キュビスムに影響されたニュー・リアリズムという様式が興味深かった。素人ながら…
歳末恒例企画です。今年でとうとう5年目を迎えました。以下の通り、ご寄稿を募りますのでよろしければご回答ください。 必要事項 お名前、ご職業(任意)、サイト名(任意)、自己紹介(簡単なもので結構です) 質問内容 1. 2005年に聴いた音楽で良かったも…